ミシンの電源コードの話



電源コードが取り外せるタイプのミシンがあります。
ノート型コンピュータのように、
本体とコードが別になっていて、
必要なときにミシン本体につなげて使います。

このタイプのミシンで、
「電源コードをなくしちゃった!」という話、
ありそうで、当店ではほとんどありません。

分離してますが、
そうそう移動させて使うものではないからでしょうか。
当店で販売していない格安のミシンに多い形式だから、
というのもあるのでしょう。

反対に、問い合わせ&修理依頼で多いのは、
掃除機などでも採用されているコードリールタイプのミシン。
ケーブル巻き取り式のミシンです。
「ケーブルをきちんと巻き取らなくなってしまった!」
という相談です。

掃除機は「使ったら片付ける」ものなので、
ふだんはコードを巻き取っている。
で「伸ばしては巻き取り、伸ばしては巻き取り」をくりかえします。

ミシンの場合、
「すぐに使えるように」と、
コードを伸ばしたままコンセントにつないで使う方が多いためでしょうか。

コードリールは機構的に「バネ」なので、
巻き取ったままの形だとそれほど問題はないのですが、
コードを伸ばしたままだとわりとすぐにダメになります。

どんな最高品質を誇るミシンでも、
コードリールにまで特別な部品を使っているわけでは(たぶん)ないので、
事情は同じ。

なので、
「使い終わったら巻き取っておく」
これがいちばんいい方法です。

それでも「電源はつないだままにしておきたい!」という方には、
延長コードの利用をおすすめしています。

延長コードをミシンのそばまでもってくる。
ミシン側のコードリールを伸ばして使わない。

そうすることでコードリールの寿命は長くなります。
気になる方は、ぜひ。