
軽症のミシンでも、
大隅ブラザーでは、
たいていこのくらい分解して点検と清掃をおこないます。
このていどのことをあたりまえにおこなっているミシン屋は、
ちゃんとたくさんあるのですが、
あたりまえにおこなっていないミシン屋も、
じつはたくさんあったりするのです。
ここがスタート。
重症の場合、ここからさらに腑分けしていきます。
とにかく、最低、このくらいはバラさないと、
内側のようすはわからないよね。
釜につまってるわたぼこり、からみついた糸の切れ端。
飛散した油、こびりついたグリス。
こうしたものを取り除くだけでも、
ミシンの調子はぐっとよくなります。
折れたミシン針が入っているのはめずらしくない。
わざと入れたんだろうか?と思うほど、
マチ針がごっそり出てくることもあります。
ゴキブリの卵がびっしり、ということも、
古いミシンではたまーにある。
あちこち隙間があって油っぽいせいかな。
見つけると、写真に撮って残しておくことにしています。
あえてここに画像は載せないでおきますけれども。
そういえば、
髪の毛が内部にびっしり詰まっているミシンがあったなあ。
……なんて、すみません、これはウソです(笑)。