
本日は、
鹿児島県肝属郡南大隅町で、
brother PR1000e と 刺しゅうPRO の講習をおこないました。
「まだまだぜんぜんおぼえていなくて」
そう語りながらもお客さまの操作は軽快です。
こちらのお客さまへの出張講習は、
通算10回を越える形となりました。
今日が最後、というわけではないのですが、
ここでいったん区切りをつけます。
これまでの講習をふりかえり、大きくまとめる。
そんな講習になりました。
基本的な考え方と手順は、だいじょうぶ。
あとは刺しゅうデータを作って作って作りまくって、
刺しゅうミシンで縫製しまくる。
そうやって要領を身につけていただく段階に到達している。
そんなふうに感じました。

コンピュータ上だけで完成しないのが、ミシン刺しゅう。
ミシンの調整、操作、手入れ。
枠への仕材の張り方をどのようにおこうなうか。
すべて「原理原則」を思い起こしながらの講習です。
「マニュアルを提供する」という形ではなくて、
「困ったときにはどんなふうに考えれば対処方法が見つけるか」
そういう応用を見据えた、
刺しゅう機&刺しゅうソフトとのつき合い方を提案したいと思います。
でないと、フォトステッチなんて怖くて教えられないぜ(笑)。

お客さま、
九州本島最南端 佐多岬の写真刺しゅう作成に、
いま、がんばって取り組んでおられます。
適切な刺しゅうデータを作るのに最初は悩まれるかもしれません。
縫製自体にも時間がかかる。
けれど、登っていく道筋は理解していただけたんじゃないかな。
これも作品を作り続けていくうちに、
「ああ、こうやって刺しゅうしていけばいいのか!」
そういう勘所に気づいていただけるはず。
いっしょにがんばっていきましょう。