
「人は、自分の創造性のために投資をしない理由を、
いくらでも並べ立てることができる」
と云ったのは、だれでしたっけ。
ミシンもそうですよね。
「私なんかあまり使わないんだから、
電気屋で売ってる1万円くらいのでじゅうぶんなの」
「雑巾しか縫わないんだから、いちばん安いミシンをちょうだい」
もちろん、
なにを選ぶのもご本人の自由。
どんな選択も選択としてあり、なのですが、
「使っていて気持ちがいい」
「動かしていて楽しい」
「もっともっと縫いものがしたくなる」
そういうミシンもあるかもしれないと空想する。
そんなちょっとした想像すら、
自分に禁じている方にたくさん出会います。
禁欲、というのではないのですよね。
自分の創造性に火がついてしまうことを怖がっている。
そんな感じ。
自分自身の興味・関心ごとから目を背けるためなら、
むしろよろこんで他人に投資する。
自己犠牲的にふるまうことが、
世界ではなによりも優先されているようです。
なんて、
大隅ブラザーもほかの方のことは云えません。
お客さまへの手紙を書くのに、
「あったらいいな」と思っていたペンのセット。
じつは、ずっと買えずにいました。
ご多分にもれず、たくさんの言い訳を用意して……。
でも、
お客さまの創造性を活かす、
そのお手伝いを大隅ブラザーはおこなっているわけですから、
まずは自分自身が模範になってみせないと。
というわけで、
えいっ、と思い切ってみましたよ。
COPIC ciao 36色セット。
さあ、このあこがれの絵筆。
これからどんなふうに活用していくのかは、乞うご期待。
活用されない可能性?
そりゃあ、あるかもしれませんが、
そんなこと考えていたら、先になんか進めません(笑)。