
今日の修理は、
鹿児島県鹿屋市の洋装店のミシン、
brother DB2-B746-5 と JUKI DDL-5600N です。
brother DB2-B746-5 に関しては、
「縫い目が飛んでしまう」とご連絡いただいていたのですが、
試し縫いをしてみると、
目飛びというより上糸・下糸がうまく絡んでない状態。
通常、目飛びの場合は、
1. 針をチェックする。
曲がっていないか、きちんと取り付けられているか。
縫うものに対して適切な番手の針が取り付けられているか。
2. 糸調子が適切に調整されているか。
とくに強くなりすぎていないか。
をチェックすることで解消します。
今回は外釜の位置がズレてしまっていたので、
ここを修理・調整させていただきました。
業務で使うものなので、しっかりと。
午前中、工業用ミシンの修理で曽於郡大崎町をまわったときにも、
目飛びで悩んでいるミシンが数台あったので、
上記のようなチェック方法をお伝えしました。
けれど、それ以外に重症のミシンが何台も。
台数と症状といった状況も鑑みて、こちらの案件はメーカーさんに振ることに。
お客さまには「大隅ブラザーさんで」とご指名いただいたのですが、
ケースバイケース、毎回、最善の方法を考えて提案しています。
しかし、
売るときだけいいこと云って、
いざ修理の依頼をしたら、
「いそがしいから」(!)と応じてくれないという販売店の話を聞くと、
やっぱりね、さみしいね。
家庭用ミシンもそうですが、
工業用ミシンなんて、
導入費用も大きいけれど、
それ以上に「アフターケアがどのくらい充実してるか」
ということのほうが問題として、でかい。
とにかく生産性に直結しますもん。
故障して使えないミシンが工場の片隅に追いやられる。
それで利益がどれだけ失われることか。
まあ、
どこの販売店も「アフターサービスは万全です!」と商売してるので、
導入時、お客さまにわかりにくいのはしかたないところもあるのですが。
むむむ。