
今日の修理は鹿児島県肝属郡のお客さまのコンピュータミシン。
brother ADESSO(アデッソ)I です。
「ミシンがだんだん布を送らなくなってしまった」
と持ち込んでいただきました。
ふむふむ、とお客さまの前で点検させていただいたのですが、
あちこちのネジがゆるんだりなくなっておりました。
分解して自分で直そうとしてみましたね?お客さま。

このミシンだと針板をとめるマイナスのネジが3つあります。
釜周辺の清掃や整備をするときは、
このネジを外して針板を外すわけですが、
「毎回、きちんとしめるのはめんどくさいのよね」(お客さま談)と、
しっかりしめなかったり外したまま使っていたそうです。
そりゃあ、きちんと布送りしないよなあ。
ははは。
と、笑いごとではないのです。
固定していない針板に干渉して、
送り齒の高さが狂ってしまっていましたし、
きちんと縫えないために、
糸がからんだり針が折れたり曲がったりで、
1 年前に交換したばかりの内釜も傷だらけ。
「調子が悪いときには分解して自分で調整したくなる」
そういうお客さまもおられるのですが、
理屈がわからないまま、
あっちのネジをゆるめこっちのネジをゆるめしていると、
まあ、どんどん調子が悪くなっていきますわね。
「清掃くらいはしてくださいね」
とミシン専門店としては伝えたいところです。
クリーニングだけでミシンの寿命は大きく変わります。
が、これもお客さまによるのです。
清掃の仕方を細かく伝えて OK のお客さまもおられるし、
「いまのミシンは清掃とか注油はしなくていいですよ」
と念押しさせていただくお客さまもいる。
「どう伝えたらお客さまにミシンを長く使っていただけるかな」
考えながら、お客さまのタイプによって伝え分けているわけ。
大隅ブラザーとしては。
まあ、バラすのが好きな方は、
どう伝えてもどんどこ分解しちゃうんですけどね。
ともあれ、
調子が悪くてしょっちゅう針板の内側にアクセスしてる、
なんてミシンは、
根本的に調子が悪いので、
お近くの信頼できるミシン専門店に相談するのがよいのです。
放置したままだと状況はどんどこ悪くなっていきますよ。