191205 修理:brother Innovis D300

今日の修理は鹿児島県志布志市のお客さまの家庭用刺しゅうミシン。
brother Innovis D300 です。
電源を入れると「PF PM エラー」が出て使えるようにならない、
とお持ち込みいただきました。
これは、布押えの上下動を司るセンサー、
そこからの情報を処理するメインの基盤が不具合をおこしている、
という表示です。



このミシンを。



ここまで剥きます。

このあと、結局、上軸も外さなくてはならなかったのですが、
メインの基盤と関連するセンサーをごっそり交換しました。

最近の刺しゅうミシンは簡単便利な機能が満載ですが、内部は複雑怪奇。
怖いもの知らずのみなさんは分解しないように。
バラすのはだれにでもできますが、
組み上げてしっかり縫えるよう調整するには知識も技術も経験も必要なのです。

それと、このくらいの世代のミシンは、
交換可能な修理部品の供給がそろそろ終わりかけていたりします。
調子が悪いなら「本格的に動かなくなるまで我慢しよう」ではなく、
早めに修理依頼して交換できるパーツは交換しておいたほうがいいですね。
当然、そのぶん長く使えますよ。