
今日の、というか昨日からの修理は、
鹿屋市西原町のお客さまのロックミシン。
JUKI M0-313 です。
「プーリーが重い気がして」
はい、気のせいではありません。
たしかに重いです(笑)。
固着が始まり出していたので急いで対応です。
「なんどやってもきれいに縫えないときがあるのよね」
ロックミシンのお客さまからそうご連絡いただく場合、
「糸かけ」がまちがっていることが多い。
もったいないかもしれませんが、
かけた糸をぜーんぶ外して、
深呼吸したのちに糸かけをあらためてやりなおしてみてください。
それだけで「あら、縫えるようになった」ということ、多いのです。
ほんと、ほんと。
だまされたと思って、ぜひ。

こちらは、鹿屋市西原町のお客さまのミシン。
JUKI HZL-008N です。
「ひさしぶりに使ってみようと、
押し入れから引っ張り出したんだけど、だいじょうぶかしら?」
だいじょうぶでしたよ。
でも、押し入れのなかは、
湿気が多いし風通しも悪いのでミシンの保管に向いているとはいえない。
プレハブの物置なんて、最悪です。
しまいこんじゃうと使うのが億劫になるので、
ますますミシンを動かす機会が減ってしまう。
それもまた使わずしてミシンをダメにしてしまう要因となります。
以後は、ぜひ風通しのいいところに。

こちらは、鹿屋市白水町のお客さまのミシン。
brother ポータブル改造のミシンです。
このミシンのこの曲線。
カメラレンズの歪曲ではないのです。
モダンですね。
改造ミシンをお持ちのお客さま、
ほとんどみなさん、
「改造しないでそのままにしておけばよかった」
とおっしゃいます。
これから改造を考えている方もおられると思います。
年に数件ですが、当店にも相談が寄せられます。
でも、可能であれば、
足踏みミシンのまま活かすことも考えてみてください。

こちらは、鹿屋市吾平町のお客さまのミシン。
JUKI HZL-7700 です。
針板の下、そして天秤に、たくさん糸がからまっていました。
あと、独特の上糸調子機構にも埃がつまっていて、
糸通りが悪くなっていました。
「からんだ糸をはずす」というと簡単そうですが、
力づくでひっぱったり糸を切ろうとすることで、
ミシンの部品を傷めてしまうこともある。
自信がなければ、
お近くのミシン屋に相談して取り除いてもらうのがいいですね。

こちらは、肝属郡肝付町のお客さまのミシン。
JANOME SECiO-Ⅱ です。
「ずーっと使ってなかったので使えないんじゃないかと」
いえいえ、だいじょうぶでしたよ。
こちらは部屋の隅に置いていたとのことで、
それがかえってよかったのだと思います。
液晶パネルもしっかり反応します。

こちらのミシンは、垂水市柊原町のお客さまのミシン。
JANOME Sensor Craft 7301 です。
「これから長く使いたいので点検を」と見せていただきました。
埃や糸くずがそれなりにミシン内部に入り込んでいましたが、
それ以外はいたって正常。
「ミシンの調整=注油」と思われている方も多いのですが、
いまのミシンはコンピュータや電子部品が多く使われているので、
やみくもに注油をおこなうとかえってたいへんなことに。
まずは清掃。
埃やゴミを取り除いてから必要なところに、適量、注油。
この順番が大切です。