
今日の修理は、
鹿児島県鹿屋市寿町のお客さまのミシン。
SINGER のとっても古いミシンです。
本体とポータブルケースの色合いが合わせてあるところを見ると、
ポータブルに改造されたというより、
購入時にテーブルタイプかポータブルタイプか選べる機種だったのかな。
贈り物のミシンとのことで、
そのへんの事情、お客さまにもよくわからないそうです。

おどろくのはその外観と内部。
たいへんきれい。
かりに買ったまま使ってこなかったとしても、
それなりの汚れやサビが発生するものですが、
このミシンは隅々まできれい。
しかも、しょっちゅう使っているミシンとのこと。
驚愕です。
中途半端に油を注さずにいたからでしょうか。
油汚れがほとんどどこにもない。
注油やグリスアップしたい部分がありましたので対応しましたが、
そうしなくてもたいへんなめらかに動きます。
外観のきれいさを考えると、
ていねいに使ったいただいていたのでしょうね。
ただし、
ボビンケースへのボビンの入れ方。
上糸の通し方、等々、
すこしだけまちがった使い方をされていたので、
正しい使用方法をお伝えさせていただきました。
大隅ブラザー史上に残る、美麗な修理ミシンでしたよ。