雲じゃないのです



夕刻の空に流れてくるのは、桜島の火山灰。

まいったなあ。
もうそういう季節ですか。




吟味



安物買いの銭失い、と云いますからなあ。

……いやいや、もううちにはありますよ、三輪車。




ときにはミシンの糸調子をチェック



brother PR1000e に限らず、ですが、
刺しゅうミシンの糸調子、
たまにでいいのでチェックしてみましょう。

テストパターンがあるミシンはそれを使えばいいし、
ないミシンは、
適当なアルファベットをステッチすればいい。




テストパターンを刺しゅうしたものを、
下から見たもの。

上糸があるていど下にもぐりこんでいるのが適正なバランスです。
このくらいがちょうどいい感じ。

しかし、
今回は上糸と下糸の調子をともにゆるめてみたいので、
このバランスを崩さないよう、
上下の糸調子をすこしずつ弱く調整していきました。




本日は 刺しゅうPRO 出張講習



今日は午後から、
brother Innovis D400J をお買い求めいただいたお客さまのご自宅で、
刺しゅうPRO NEXT の講習です。

「コンピュータもうまくさわれないけど、
 自分で刺しゅうデータが作れたらいいなあ、って」

夢を持って挑戦していただいているので、
教えるほうも力が入ります。

とはいっても、
「左クリックと右クリックってなんですか?」
という方にいきなりすべての機能を説明することはしません。
まずは基本的なコンピュータの使い方から。
初日は文字の刺しゅうデータ作成までたどり着けば、万々歳。

最後にメールアドレスを交換して、おつかれさま。

新しいことをおぼえていくのは、
いくつになってもうれしいことです。

これから、
のんびりゆっくりミシン刺しゅうを楽しんで、
できることをひとつひとつ増やしていきましょう。




今日の修理:brother ボタン穴かがり MODEL B-5型



パーツリストと照らし合わせながら、
brother ボタン穴かがり MODEL B-5型を組み上げてみる。




お客さまのご自宅に、
修理した brother ZU2-B680 を配達に。

「思いついたことはすぐに書きとめて、
 机の前に貼っておくんだよ」

設置したミシンのそばの、
チラシの裏のシンプルな言葉が、
じんわりと身に染みました。




今日の修理:brother TA2-B622



今日の修理は、鹿屋市西原町のお客さまのミシン。
brother TA2-B622 です。

モーター付きのテーブルに組み込まれていたミシンですが、
小型モーターで駆動する改造をおこないました。

軽快に縫えるようになりましたよ。

長いあいだ使われていなかったミシンなので、
固着がかなりありました。
「なかなかうまく解消できないなあ」
というところがありまして、
ここは、大先輩に相談にのってもらって、対処。

ほほう、なるほど「そういう手」がありますか!

持つべきは偉大な先達です。




今日の修理:brother Compal Ace ほか



今日の修理は、鹿屋市寿町のお客さまのミシン。
brother Compal Ace です。

固着を取り除くことはもちろんですが、
修理でお預かりするこのミシンは、
電源&速度ボタンがダメになっているものが見受けられます。
接点がうまく反応しなくなってる。
接点回復剤で慎重に磨くことで機能が戻ることがあります。
このミシンがまさにそうでした。




こちらは、鹿屋市内の小学校のミシン。
brother PS-50 です。

糸立て棒が根元から折れていたので交換です。
ミシンにとって糸立て棒というのは、
自転車のサドルのようなもの。
「じつは、ないとたいへん!」という部品なのです。

折れたからといって、
セロハンテープなんかで補修しても、
たいていうまくいかないので(笑)、
そういうときは、
ミシン屋でさくっと交換してもらうのがよいですよ。




刺しゅうPRO:Apple ロゴをデザインセンターで



刺しゅうPRO でシンプルなロゴをさくっと作りたい!
……というときは、こんな感じで作ってみては?

まずはロゴ画像を準備します。
今回はみなさんがよく知っているコレ。
ネットで検索すれば簡単に見つかるはず。

感謝の気持ちを忘れず、使わせていただきましょう。

このままでもいいけれど、
Photoshop あたりで「2階調化」させておくと、
きれいな輪郭線データになります。
と、いきなり重要なコツでした(笑)。




デザインセンターで画像を開きます。
「原画ステージ」です。




単色のロゴなので、
色数をいちばん小さく設定すればいいですね。




「輪郭線画ステージ」です。
「デザインページの設定」をチェックして、
目的のサイズであるかどうかを確認しておきます。

「解像度」は細かく。

「細線化処理」はロゴの種類によって調整しましょう。
複雑な形状には、処理を少なくするか、かけない。
シンプルな形状には軽くかける。

というわけで、今回はデフォルトのまま。




それだけできれいな輪郭線があっというまに。
「輪郭データ ステージ」です。

ここで気になる輪郭があれば、
調整しておきます。




「縫い方設定ステージ」で、
輪郭線の縫いと面の縫いを設定します。

「表示」タブから「縫い方設定」を表示させておきましょう。

下打ち、糸密度、縫い角度、縮み補正……。
刺しゅうの形状・糸の種類・サイズ等々が関係するので、
「最適な設定はこれです!」
と簡単に云えないのはつらいところなのですが、
経験が生きるところでもあります。

小さい刺しゅうには「下打ち」を入れないほうがいい場合もある。
「糸密度」を高くすると仕上がりはきれいになりますが、
ミシンの糸調子によっては大きく縫い縮みが発生します。
「縮み補正」は便利ですが、かけすぎると細部が崩れる場合も。

設定を変えつつ試し縫いをくりかえしていると、
「このくらいだとうまくいくな」
そういう落としどころがわかるようになってきます。

今回はシンプルに「タタミ縫い」。
7cm × 8cm というサイズなので下打ちを入れました。
かための生地にステッチする予定なので、糸密度を高めに。
縮み補正は入れていません。
……とまあ、このへんはお好みで。




「リアル プレビュー」での表示です。
きれいにできました!

「ステッチ シミュレーター」にてデータを確認したのちに、
レイアウトセンターで縫製データ化。
というのが、私の手順です。

こうやって手順をならべていくとたいへんそうですが、
あっというまの作業ですよね。

「このくらいのデータならマニュアルパンチが早いしきれい」
という場合もありますが、
毎日、刺しゅうデータを作っている方ならともかく、
「ひさしぶりに 刺しゅうPRO を使います(てへ)」という方は、
こんなふうに、
デザインセンターでの手順のほうが、
シンプルに感じるかもしれません。

とくに Photoshop に慣れている方は、
元画像を調整することで、
なかなか凝ったデータを作ることができます。
簡易ですが、あなどれません。

いろんな方法で刺しゅうデータ作りを楽しんでみてください。
アプローチのしかたは、たくさんあります。




小型刺しゅうミシン ソフトウェアアップデート!



2013年10月23日付で、
brother の小型刺しゅうミシン、

・Family Marker FM1300D
・Family Marker FM1100
・Family Marker Bf-1000E
・Family Marker FE1000

上記ミシンのソフトウェアがアップデートされています。

刺しゅう開始時の「止め縫い」の品質が改善されています。
これはたいへん大切なアップデートですので、
上記ミシンのユーザーさんは、ぜひぜひ。

刺しゅうの最初のステッチで「糸抜け」を経験する方は、
このアップデータで直るはず。

ところで、
このアップデータのリリースには、
じつは、大隅ブラザーが関わっています。

「止め縫いがうまくいかないことがあるみたい」
そう云って、
お客さまが当店に刺しゅうミシンの修理を依頼されたのが、
上記、不具合修正のはじまりとなりました。

新品のミシンなのに、たしかに縫いの品質がいまいち。
当店であれこれ検証すると、
個体差ではなく機種依存の問題だと判断せざるをえない結果に。

brother さんに相談すると、
当店の検証報告を受け止めてくれて、
ソフトウェアの不具合であることを突き止めてくれました。
「これはできるだけ早急にアップデータで対応します!」
その対応の早いこと、早いこと。

brother さんのサポートといえば、
猫と一緒にお住まいのお客さまへ が話題になりましたが、
こういう対応をしっかりしていただけると、
販売店としても、
「安心してお使いいただけますよ」
とお客さまにおすすめできます。

brother 担当者のみなさんには、
今回の件ではたいへんお世話になりました。
神対応、していただきましたね。

そしてなにより、
当店のお客さまだけではなく、
小型刺しゅうミシンユーザーのみなさんに、
ささやかながらも当店がお役に立てたこと。
たいへんうれしく思います。



【関連リンク】

Family Marker FM1300D のソフトウェア 最新版 (ver.1.01)
Family Marker FM1100 のソフトウェア 最新版 (ver.1.01)
Family Marker Bf-1000E のソフトウェア 最新版 (ver.1.01)
Family Marker FE1000 のソフトウェア 最新版 (ver.1.01)



訃報 代表取締役社長 河野 良一



弊社創業者であり、
現 代表取締役社長 河野 良一は、
平成25年10月24日午前4時0分、永眠いたしました。
ここに生前のご厚誼に深謝し謹んでお知らせ申し上げます。

氏名 河野 良一 (こうの りょういち)
現役職名 代表取締役社長
生年月日 昭和19年2月1日(享年70)
死亡日 平成25年10月24日(木)

なお、
通夜及び葬儀は近親者のみにて執り行われ、
訃報のご連絡も葬儀の後とさせていただきました。

     *     *     *

当店は、
いまでこそ、
「刺しゅうPRO とフォトステッチの大隅ブラザー」
と云っていただけるようになりましたが、
その端緒は、
弊社創業者である河野 良一によって形作られました。

60歳を過ぎてから、
書籍だけでコンピュータを独習し、
刺しゅうミシンと刺しゅうPRO を研究してきました。
Windows、Mac ともに使いこなし、
Photoshop の使い方のコツを、
お客さまはもとより、
ほかのミシン店の方々に教えるようにまでなりました。
「新しいことをはじめるのに、年齢は関係ない」
その姿は、
多くのミシンユーザーに元気を与えてきたと思います。

こまっているお客さまのもとには、なにをおいても駆けつける。
その仕事ぶりをたくさんの方から愛していただきました。

その遺志は大切に引き継いでいきます。