刺しゅうPRO フォトステッチでシン・ゴジラ



brother 刺しゅうPRO 10 のフォトステッチ機能を使って、
作ったフォトステッチデータを、
brother PR1000e で縫製をはじめました。

シン・ゴジラ。

オリジナルサウンドトラックなどでも使われている、
あの図像、ですね。




1時間後。
じゃかじゃか快調に縫ってます。




2時間後。
ただひたすら黒ベタに縫い込んでるようにしか見えない。
不安。




3時間後、半面、縫い終えました。

わかる人にはわかるけれど、
わからん人にはまったく伝わらないね、きっと(笑)。

けっこう「らしい」感じにはなってるのではないかと。

もう半面の縫製は、明日。
今回、たいへん特徴的なあの顎の雰囲気が出るといいのですけれど、
どうかな。








ScanNCut ソフトウェア アップデート!



brother のカッティングマシン、
ScanNCut(スキャンカット)のソフトウェアがバージョンアップしましたよ!


brother ScanNCut CM650W
ソフトウェアバージョン 2.20 の修正点 (2016年8月)

以下の機能が追加/改良されました。

・内側オフセットを設定する

・「ダイレクトカット」モードで以下の機能の追加
 1. 不要な模様(点/線など)の除去
 2. 試し切り

・「ダイレクトカット」または「カットデータ作成」モードでグレースケール認識したときのプレビュー画面表示

・ドロー機能で模様を塗りつぶす/アウトラインを太くする

・複数の模様を反転する

・カット/ドロー画面で以下の機能の追加
 1. カット圧力やカットスピードの調整キー
 2. 完了までの残り時間の表示

・マットサイズ設定キーの表示 (設定画面とUSBに保存画面)

・拡張機能
 別売アクササリーの発売は、国により異なります。 

・ScanNCutCanvas を使用した「ダイレクトカット」

・ScanNCutCanvas に画像を転送する

・無線LANを利用した自動アップデート機能

・無線LAN の接続設定を最大12 個まで保存

* 追加機能の詳細・使い方については、こちらの バージョン 2.2 の追加機能 を参照してください。

・軽微な不具合を修正しました。





brother ScanNCut CM110
ソフトウェアバージョン 1.800 の修正点 (2016年8月)

以下の機能が追加/改良されました。

・内側オフセットを設定する

・「ダイレクトカット」モードで以下の機能の追加
 1. 不要な模様(点/線など)の除去
 2. 試し切り

・「ダイレクトカット」または「カットデータ作成」モードでグレースケール認識したときのプレビュー画面表示

・ドロー機能で模様を塗りつぶす/アウトラインを太くする

・複数の模様を反転する

・カット/ドロー画面で以下の機能の追加
 1. カット圧力やカットスピードの調整キー
 2. 完了までの残り時間の表示

・設定画面にマットサイズ設定キーの表示

・拡張機能
 別売アクササリーの発売は、国により異なります。 

* 追加機能の詳細・使い方については、こちらの バージョン 1.8 の追加機能 を参照してください。

軽微な不具合を修正しました。



ScanNCut はリリースされてからまだ3年弱。
アップデートは回を重ねて CM110 だと7回目を数えます。
できることがずいぶん増えてきましたね。
熟してきたぶん、
メーカーさんも、
小さな液晶にこれだけの機能を適宜配置するのはたいへんだろうな、
なんてよけいなことも想像したり。

年々、視力の衰えを痛感している大隅ブラザー的には、
操作画面は iPad Pro くらいあったほうが使いやすいんですけれどもね。
そこは「ScanNCutCanvas(スキャンカットカンバス)を活用してくださいな」
ということなのでしょう。

そういう意味でも、
無線 LAN で連携できる CM650W の快適さが際立ちそうです。

刺しゅうソフト brother 刺しゅうPRO 10 との連携も強化されています
両方お使いの方は、合わせてアップデートしてくださいね。








刺しゅうPRO 10 ソフトウェア アップデート!



仕事の合間に、こんな刺しゅうデータを作っております。
シン・ゴジラ。

刺しゅうは一般的に「やわらかさ」を表現するのが得意です。
機関銃やミサイルなんて跳ね返しちゃうという謎の生物の硬質感と怖さ、
どんなふうに糸を走らせると絵になるかなあ、と悩みながら。

こういうところが、
フォトステッチのむずかしくもおもしろいところ。

     *     *     *

brother の刺しゅうデータ作成ソフト、
刺しゅうPRO 10 が「Ver.10.2」になりましたよ!

バージョン 10.2 の修正点 (2016/8)

本プログラムを使用して刺しゅうPRO 10 をバージョン 10.2 にアップデートした後は、各アプリケーションの最新バージョンは以下のようになります。

レイアウトセンター 10.2
デザインセンター 10.2
ステッチクリエイター 10.2
デザインデータベース 10.2
フォントクリエイター 10.2
Link 10.2


[レイアウトセンター]
ScanNCut(ブラザーカッティングマシン)と ScanNCutCanvas(ブラザーのカッティングマシン用オンラインサービス)との連携機能が追加されました。

[ScanNCut] タブが追加されました。ScanNCut との連携機能はこのタブからスタートできます。

模様データをカッティングデータとして保存する機能、カッティングデータを取り込む機能が追加されました。
作成した模様を、カッティングデータ ( .fcm ファイル) として保存し、 ScanNCut でカットしたり、カッティングデータ ( .fcm ファイル) を 刺しゅうPRO 10 に取り込んで編集することができます。

ScanNCutCanvas にカッティングデータを送る機能が追加されました。
作成した模様データを ScanNCutCanvas に転送することができます。
さらに ScanNCutCanvas から、無線 LAN 搭載モデルの ScanNCut にオンラインでファイルを転送できます。

詳細は以下の説明書を読んでください。
Ver.10.2 追加機能について

刺しゅうPRO 10 から追加機能についての説明書を見ることができます。 「レイアウトセンター」の画面の右上にある 「ヘルプ」 ボタン (ヘルプ) ボタンをクリックし、表示されるメニューにある 「Ver.10.2 追加機能マニュアル」 をクリックして説明書を表示してください。



下記の新しい刺しゅう枠設定がデザイン設定ダイアログボックスで設定できるようになりました。
(お使いのミシンによっては、使用できない場合があります。)
70 × 200 mm (縦長枠)

丸枠のデザインページ設定が変更されました。




刺しゅうPRO Ver.4 以前で作成された刺しゅうデータ ( .pes ファイル) をインポートする際にアプリの動作が不安定になる不具合を修正しました。

ベクトル画像データ ( SVG ファイル形式) をインポートする際に、正しくインポートできない場合があった不具合修正しました。

ベクトル画像データ ( WMF ファイル形式 )をインポートする際にアプリの動作が不安定になる不具合を修正しました。

内蔵書体 No.31 の一部の文字の書体データの品質を向上しました。



ふむふむ。

今回は、
brother のカッティングマシン「スキャンカット」との連携が大きく追加されました。
「刺しゅうデータをカットデータにすることができる」
という機能は以前からありましたが、
クセがあるというか制約が多くて、
使いこなしている方は、
正直、あまり多くなかったのではないでしょうか。

当店でも試してみているところですが、
以前にくらべるとずいぶん自由に、
「刺しゅうデータをカットデータに」変換できるようになっているようです。
「カットデータ作成を ScanNCutCanvas(スキャンカットカンバス)ではなく、
刺しゅうPRO 単体でおこなえる」というのは、
アップリケ技法を使いまくっている方には朗報!です。

「70 × 200 mm (縦長枠)」という新しい刺しゅう枠にも期待!

刺しゅうPRO 10 のベクターデータからの刺しゅうデータへの変換は、
これまたクセがあって常用するにはコツが必要だったのですが、
そのへん、改善されているもよう。
「なんとかしてくれ!」という要望の多いところでした。
ベクターのインポート、どのくらいうまくいくようになってるかな。

しかし、検証することがいっぱいあってたいへんだあ。

ともあれ、
刺しゅうPRO ユーザーの方、
とくに ScanNCut との連携を模索されている方は、
さくっとアップデートして試してみてほしいな、と思います。








ハートステッチズに新しい刺しゅうデータが追加!



brother 刺しゅうデータ販売ウェブサイト、
ハートステッチズに新しい刺しゅうデータが追加されました。

Disney/Alphabetの刺しゅうデータが27模様(8月8日公開)
ディズニーやピクサーのキャラクターがアルファベット模様になったもの。

ジャングル・ブックの刺しゅうデータが5模様(8月3日公開)
実写映画が8月11日より公開されますね。

なお、ハートステッチズは、
2016年8月18日(木)9時〜12時の約2時間、
メンテナンスのため利用が停止されるようです。
お盆休み、ってところかな。








明日、明後日、お休みです



大隅ブラザー、
明日8月5日(金)と明後日8月6日(土)の2日間、
大分県に出張のため、
通常営業はお休みとさせていただきます。

運転中で即レスできないこともあるかもしれませんが、
電話やメール、チャットワークでの、
お問い合わせ・サポート業務は通常通り行っております。

よろしくお願いいたしまする。




業務連絡

本日、ミシン修理の件でお問い合わせいただきました秋田県のお客さま。
返信メールが戻ってきてしまいます。
osumibrother@me.com からのメールが、
どうやら受け取れない設定になっているようですので、
設定を変更していただくか、
受け取れるメールアドレスをあらためてお知らせください。

お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします!




今日の修理:JANOME N-736EX Nuikiru



今日の修理は鹿児島県鹿屋市のお客さまのミシン。
JANOME N-736EX Nuikiru です。

サイドカッター内臓のミシンですが、
固着のため布送りしなくなってしまっていました。

ご家族から借りていたミシンのトラブル。
借りものはきちんとお返ししないといけないですもんね。
しっかり点検・調整させていただきました。

「借りていたミシンを壊してしまった」
「貸していたミシンが戻ってきたら調子が悪くなってるみたい」
貸し借りをめぐっての修理依頼、多いです。

借りる方は、もともとミシンを持っていないわけで、
あまりミシンに詳しくないことも多い。
誤った使い方でミシンを傷つけてしまうこともある。

家族くらいの間柄ならそれほど問題はないかもしれませんが、
友人・知人に借りたミシン、なんて場合、
大きなトラブルになりかねない。
「修理のあと、きれいに清掃しないでおいてもらえますか」
と相談を受けることもあります。
「修理したことがわからないように修理してね」というわけ。

調子が悪くなったままでミシンを返された方も、
なかなか心中複雑です。
「修理代を相手に請求なんてできそうにない」
「弁償してもらう」という方はとても少ない。
泣き寝入り、というのとはまたちがうかもしれませんが、
「貸したわたしも悪いんです、きっと」
自分のミシンの修理代なのだからとご自身で負担される、
そういう方が多い。

たかが道具、されど道具。
ミシンはこう見えてけっこう個人的な道具なので、
貸し借りをめぐっての静かなトラブルも少なくない。

ミシンをレンタルしている店舗があるのなら、
そのほうがミシンを気持ちよく使えると思います。
お近くのミシン専門店に、ぜひ、訊ねてみてください。

専門家による使い方講習を受けながらですから、
なかなかいい体験、できると思いますよ。

大隅ブラザーにもレンタルミシン、ありますよ。
お気軽に、どうぞ。




PR1000e「展示品価格」で大特価処分セール、です



「新台入荷」というとパチンコ屋さんみたいになりますが、
新しい刺しゅう機との入れ替えのため、
これまで大隅ブラザーで展示機として使用していた、
brother PR1000e、
「展示品価格」で大特価処分セールをおこないます。

PR1000e
ブラザーの刺しゅう専用機のフラッグシップモデルですね。

ミシン本体は店頭にて展示・デモで使用したものですが、
付属備品は未使用のものがフルセットでついています。

なお、刺しゅう機として特製のチューンを施しているので、
じつは新品をそのまま買って使うより、
はっきり云って縫製がきれいです(笑)。

内部を点検・清掃、
メンテナンスが必要な部品を交換してからのお渡しになるので、
オークションや USED センターなどで、
出所が不明なあやしい刺しゅう機に手を出すくらいなら、
ずいぶん安心ではないかと思います。
製品保証ももちろんついております。

なお、
完全な状態でお渡しできるもいちおう展示品の販売なので、
念のため「実際に現物の状態・動作を確認の上」ご購入いたければ、と思います。
(大隅ブラザーなら信用できる・まかせます!
と思っていただけれるのならこのかぎりではありませんが)
また「商品だけ送って、はい、おしまい」というのは、
大隅ブラザーとしても落ち着かないし、
お客さまにとっても「大隅ブラザーで買う意味がない」。
できれば大隅ブラザーみずから直接配達して設置、
使用方法など含めじっくり講習させていただく機会をいただければ、うれしい。

どうですかね、興味ある方、おられます?

お問い合わせは電話でももちろん OK ですが、
今月来月はミシンの納品・修理・講習の予定をたくさんいただいておりまして、
けっこうあちこち飛び回っております(ありがたいことです)。
メールかチャットワークをご利用いただくほうがスムーズかと。

上記、よろしくお願いいたします。








ミシン「買ったけど使い方がわからない」という方は、ぜひ!



ミシンを買ったけど使い方がいまひとつわからない。
そんな方は、遠慮なくお使いのミシンを持ってきてください。

まずは基本的な使い方、お教えしています。
取扱説明書には載っていないコツのコツ、もお伝えしています。
そのくらいなら、もちろん無料です。

なお、講習は「要予約」となりますので、
事前にご連絡いただきますようお願いいたします。

基本的な使い方や縫い方のコツなら、
小一時間あればほぼマスターできるはず。

「ミシン、使ってみようかな」

そんなふうに思った気持ち、
あきらめないで育ててみましょう!




大隅ブラザー、大いに怒る



某メーカーのロゴをつけた車で、
ミシンの訪問販売・修理をされている方が同じ地域にいるということは、
狭い地域・業界のこと、当然、知っていました。

つねにかならずというわけではないと思いますが、
その方がたいへんずさんな修理をし、
場合によってはかえって調子をダメにして、
磨き上げた中古のミシンを「新品だよ」と偽って買い替えを勧めたり、
100均の店で買い揃えたとおぼしき部品を、
「純正品」と称して販売しているらしいということも、
狭い地域・業界のこと、耳に入ってきます。

とはいえ、
目の前で直接目撃しているわけではないので、
こちらからどうこう動くわけには、なかなか、いかない。

それでも、
上記のような対応をされると、
感じるお客さまはちゃんと感じるので、
そのあと当店に相談にこられたりする。

「あの人に点検してもらったのはいいけど、
 そのあとかえってミシンの調子が悪くなった」

「修理後、交換した部品の形が合ってないように見える」

「いきなり訪問してきて、
 ミシンを《見せてくれ、見せてくれ》としつこいので怖くなった」

同業他社(者)の悪口はたいへんみっともない。
当店としては、
入ってくる情報はお客さまの云い分だけで、
そのとき実際にどういうことが行われたのかは知ることができない。
というわけで、
その同業他社(者)への論評は避け、
目の前の事実、ミシンが壊れているか、交換部品は純正か、等々、
チェックさせていただいて、
お客さまと「では、どうするか」と相談しながら対応してきました。

ところがどうもこの同業他社(者)、
当店でミシンをお買い求めいただいたお客さまのお宅に訪問して、
非純正のサイズの合わない備品を売りつけたり、
「大隅ブラザーは代が変わってからミシンの仕事をやめてしまった。
 あとは私が面倒をみてあげますよ」
と云ってまわっているということが、
複数のお客さまから耳に入ってくるようになってきました。

ほほー、おもしろいこと、やってくれるじゃない。

当店のほとんどのお客さまは、
当店のサポートや講習を受けているので、
「どうしてそんなウソをつくのかしら?」とわかってもらっています。

でも、なかにはそれを信じてしまう方もいる。

本日、修理でお伺いした、
「JUKI SL-300EX の調子が悪くなった」というお客さまは、
大隅ブラザーは廃業してる、という話は一笑に付してくれたのですが、
合わないボビンをその方から購入してしまった。
そのためミシンの調子が悪くなっていたのでした。

当店のあることないこと云ってまわるのは、ま、百歩譲って許したる。

でも、当店のお客さまにこのような「実害」が出ているとなると、
ホトケの大隅ブラザーとてさすがに怒りがこみ上げてくる。

「こんど見かけたらばしっと云ってやらんと気がすまん!」
お客さまのご自宅からの帰り道、そんなことをつらつら考えていたのですが、
その機会、2時間後にやってきました。

なんと、その同業他社(者)当店に訪問してきましたよ。

「なにかごようです?」
と訊くと、
「brother のメス(ロックミシンの刃)をくれ」
と云う。

ミシン修理で必要なんでしょうね。
こういう同業他社(者)は、
メーカーと直接取引していない(できない)ことも多いので、
パーツ専門の問屋やミシン専門店に譲ってもらうかたちで、
修理交換部品を調達してるのかもしれません。

しかし、いきなり「くれ!」はないよなあ。

「もうしわけないですが、お分けすることはできません」
と返答すると「なんで?」と訊かれたので、

おお、じゃあ、その理由、聞かせたるわい!!!

ということになり、
お客さまの情報が出ないよう最大限留意して、洗いざらい。

で、当店がいつ廃業したって?

「そんなこと云ってない。
 そんなこと云うわけない。
 大隅さんは手広く商売してますと宣伝してやってるくらいだ」

すっとぼけた話が返ってくる。

「私も、
 からだを壊して寝込んでいるだの、
 そのまま半身不随になって廃業しただの云われることがある。
 どこかのミシン屋が云ってまわってるんじゃないかと思ってる」

暗に「おまえも似たようなことしてるんじゃないか」
というようなことを延々と語り始める。

知らんがな。

うんざりするも一応「からだ壊してたんですか?」と訊くと、
「十年くらい前に入院したことがあった」とのこと。

あ、そ。
あんたの体調なんて耳にしたこともないし関心もないけれどな。

しかし、
まあ饒舌にぺらぺらぺらぺら訊いてもないことまでよくしゃべる。
そのくらい元気なら、まだ当分、仕事、できちゃいますね。
ご健康、なにより。

しかし、
「云った・云わない」のやりとりほど不毛なものはない。
大隅ブラザーはヒマだけど忙しいんだ。

「すくなくとも私はたいへん不機嫌なので部品を譲る気なんてないし、
 あなたのお客さまにあなたのことでなにか云うつもりもない。
 同業者なんだから、業界が白い目で見られないよう、
 おたがい、ひとつひとついい形の仕事していきませんか」

とお伝えして、丁重にお引き取りいただきました。

年齢が上の方にこんなこと云わなきゃいけないのは哀しいもんです。
諭す立場なんて性に合わない。
大隅ブラザーは「異端」とか「掟破り」とか「前例無視」とか、
どっちかっつーと先達に諭される立場でいたいものだと、
つねづね思っているのでね。

     *     *     *

いつかなにかどこかで目にした、
「店に入るのが怖い業種」というアンケートに対する答えで、
「町のミシン専門店」がめでたく上位にランクインしておりました。

「入っていったら高額のミシンを売りつけられそう」
「理不尽な修理代金を請求されるのではないか」
というイメージなのだそう。

当店がいつもお世話になっている先達のミシン専門店は、
みなさん「お客さまをいかに大切にするか」にたいへん心を砕いておられる。
すばらしい店もちゃんと多いのです。

でも「入るのがほんとうに怖い店」そういう店もまだあるのかも。

ミシン業界には、
悪い業者が悪い販売方法で荒稼ぎしてきた「訪問販売」全盛の時代があります。

ひとり暮らしのお宅に居座って契約書にハンコを押すまで帰ってもらえないとか。
壊れていないミシンを壊れていると騙して買い替えを勧められるとか。
ミシンの説明もなくいきなりクレジット契約書類に記入を求められるとか。

かつてそういう経験をされた方は、
やはり「ミシン専門店、怖い」と感じられたと思うし、
その思いを抱き続けている方、いまでもけっして少なくない。

ミシンは、昔とはちがいます。
「一家に一台」「嫁入り道具に新調する」なんて時代はとうに終わりました。
ミシンにいちどもふれることなく生涯を終える。
そのほうがむしろ大多数、そういう時代になりつつあります。
ミシンメーカーの営業担当者のなかにすら、
「かつての編み機のようにすべてなくなってしまうのではないか」
と危惧を口にする方もいる。

そんなことにならないようにがんばっていこう!
メーカー、ミシン専門店「業界のかけ声」は耳にしますし、
「ミシン文化を守ろう・育てていこう」と努力している人も企業もたくさんある。
(非力すぎる当店はその数にはカウントされないのですけれど)

でも、かつての「黒い」時代はまだ終わってないんじゃないでしょうか。

「違法な形での訪問販売」や「おとり販売」をしている業者の話は、
絶えることはありません。
被害を受けた方から相談を受けることもあいかわらず、ある。

業界あげてのどんな真剣な取り組みも、
暗躍する業者のイメージで台無しになりかねない。
高めていく努力をしながらも、
低めてしまう部分には厳しく対応していく姿勢。
これ、忘れたフリしてる・見て見ないフリをしてる方もじつは多いのですが、
業界全体で取り組まなければならない大きなテーマだと思います。
自戒の念を込めて。

なんて。

上記のような話はお客さまには関係のない内輪の話かもしれません。
チラシの裏にでも書いて捨てておけばいいこと?
お目汚し、もうしわけない。

でも、同時にこれがいちばんお客さまに関係する話だと思うのだ。

なんてことをあらためて考えさせられる出来事だったので、
あえて記し残しておくことにします。
そう、やはり自戒の念を込めて。

ミシンくらい、セコイことせず、お客さまにまっとうな形で買ってもらおうぜ。
ご同業。