今日の修理:brother ADESSO Ⅰ 他



今日の修理は、brother ADESSO Ⅰ。
肝属郡錦江町のお客さまのミシンです。




内部を掃除していたら、
もこもこの糸くずが張りついていることに気づきます。
なんだろ、これ、取っちゃえ!

……と、取ってしまってはいけません。

いまのミシンには自動糸切り機能がついています。
ボタン操作で糸切りをしてくれる、たいへん便利な機能。
そのとき糸を押さえ糸切りを安定させるのが、
内釜や糸切り機構に取りつけてある、
この、絨毯の切れっ端のような部品。
意味もなくついているわけではないのですね。

ミシンを掃除しているとき、
「接着されているほこりのかたまり」状のものを見つけたら、
やみくもに取ってしまわないでください。
ふつうのほこりは、
ミシンを買ったときについている小さなブラシなどで簡単にとれます。
そうでないものはミシンの部品の可能性があるんですね。
ご注意を!




こちらの修理は、志布志市志布志町のお客さまのミシン。
brother Licia です。

内釜がキズだらけになっていたので、これは交換。
で、きれいに縫えるようになったのですが、
なんと、スピードコントローラーがダメになってる。
しかも最高速で固定されているものだから、
スタートボタンを押すといきなり高速で縫われます。
これではあまりに使い勝手が悪すぎる。

基盤を交換すれば解決するかもしれませんが、
新しい部品は残念ながらもう調達できない感じ。
かといって、
中古ミシンからの電子部品の移植は、
修理後すぐに問題が出るかもしれないリスクもあります。

というわけで、
お客さまと相談して、
もっとも安く&使い勝手のいい形でこの問題をクリアしました。

ミシン本体のスピードコントローラーはダメだけれど、
このミシン、フットコントローラーは問題なく使えるんです。

というわけで、
フットコントローラーの使用をおすすめしました。
中古部品に交換するより、
そのほうがこれからも長く使えるはず。
ミシンも格段に使いやすくなりますもんね。




もちろん、
こーんなふうになっていた内部を清掃しておくことが、
ミシンの長持ちの秘訣、であることはいうまでもありません。

     *     *     *

鹿屋市今坂町のお客さま。
brother Innovis 4000 をお買い求めいただき、
ありがとうございます。
これまで使ってみたかったという刺しゅう機能、
ぞんぶんに使っていただけると思います。
ご希望の日時にお届けできるよういたします。
もうしばらくお待ちくださいね。