刺しゅうPRO:重なり削除の線2重縫いを回避する



brother PR1050X をお使いのお客さまから刺しゅうPRO のご質問あり。

「重なり削除」を使ったときに、
縁のあるデータどうしが重なっていた場合、
縁が2重に縫われてしまいます。
これを上側だけにすることは可能ですか?

たしかに縁の線縫いが設定されている図形を組み合わせて重なり削除すると、
重なっている部分の縁が2重に縫われます。
しかし、
これを避けるため重なりの下の図形を選択してポイント編集(削除)すると、
縁の重なりはなくなりますが同時に面データもなくなってしまう。

そういうときは、こうしましょう。

重なり削除したあと、下側の図形を複製してもうひとつ用意します。

1. ひとつは線を縫わない設定にして「面だけ」のデータにする(2-a)。
2. もうひとつは、
  ポイントを削除して必要な部分だけ残した「線だけ」のデータにする(2-b)。
3. これを組み合わせる(3)

ね、面縫いを残したまま縁の線縫いが重ならないようになりました。

「図形を複製してそれぞれべつの縫いに設定したあと、組み合わせる」
というこの方法は応用範囲が広いですよ。
使ったことがない方はおぼえておいて!
ソンはないです。