嫁いだ先でも



ミシンを購入していただいてお客さまのもとに届けることを、
「嫁がせる」と表現するミシン専門店さんがあって、
それを聞いて以来、なんとなく意識しております。

今回の brother PR1000e は、
「結婚をひかえた娘さんがエステに通う」
というよりは、
「人間ドッグで検査して気になるところをすべてチェック」
といったところでしょうか。

普段からしっかり整備して使ってきましたが、
今回はたっぷり半日かけて総点検。
交換すべき部品は交換させていただきました。

軽やかな縫製音が心地いい。

嫁いだ先でもいい仕事してくれよ。
そんなふうに願いながら。




ミシンなんでも相談会 次回は 9/16〜9/18 です



2016年8月26日(金)- 8月28日(日)の「ミシンなんでも相談会」
無事、終了いたしました。
ご来場いただいたみなさま、
ほんとにありがとうございます。

今回もたくさんミシンをお買い求めいただきました。
修理依頼も刺しゅう依頼も。

brother Innovis LA と、
brother Innovis NX2500D、
そして brother PE10 による、
刺しゅうミシン&刺しゅうソフトのデモには、
多くの方に楽しんでいただきました。

次回のミシンなんでも相談会は、
9月中旬に開催です。

日時:2016年9月16日(金)- 9月18日(日)
場所:プラッセだいわ鹿屋店 1Fエスカレーター前

展示予定ミシン:
・brother Innovis LA
・brother Innovis NX2500D
・brother FM1100
・brother PE10
・brother SOLEIL 120E
・brother Innovis Si505
・brother Compal 700
・brother Compal 900
・brother Teddy 35

・brother HL432df
・baby lock BL69WJ 糸取物語 Wave
・baby lock BL86WJ 縫希星
・baby lock BL72S ふらっとろっく

・brother Nouvelle PRO
・JUKI SL-300EX

・brother ScanNCut CM650W

内容:
ミシンの購入、修理相談
ソーイング(小物)作品制作
刺しゅう体験コーナー

最新のブラザー刺しゅうミシンに触れる絶好の機会。
プラッセだいわ 鹿屋店への買い物ついでに、
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
ミシンについてのご質問・ご相談、承っています。
もちろん、修理依頼も刺しゅう依頼も。

お待ちしております。
ぜひぜひ。




brother PR1050X 大型化した操作パネルはどうよ?



brother PR1050X は、
外観、前モデルの PR1000e とそれほど変わった点が見当たりません。
フロントパネルなどの赤を使った意匠は目に入りますが、
これは、まあ、デザインなので使う人には関係ない(笑)。

外観の大きな変化といえば、液晶の操作パネルです。
PR1000e で 8.5インチだった液晶が 10.1インチになりました。

大隅ブラザーは、
最初「液晶のサイズが23%大きくなりましたよ」と聞いたとき、
「そんなところ《売り》にされてもなあ」と、正直、思いました(笑)。

実際にふれてみると、
液晶も見やすくなっていますし、
タッチペンでふれたときの感度も向上しています。
「一瞬、待たされる感じ」がなくなっていますね。
ぴきぴき反応してくれます。

刺しゅうデータを確認するための、
最大 800% のズーム機能も、
高精細で大きなパネルサイズでこそ本領を発揮します。

なお、今回の PR1000e ですばらしいのは、
本体に「使い方動画」が搭載されていること。




「ミシンの使い方がわからないので、
 YouTube で動画を探して研究しました」
昨今、そんな方も多いと思いますが、
PR1050X は基本的なチュートリアル動画が最初っから内蔵されてます。
22種類です。

これがたいへんわかりやすい。

・取扱説明書ではイメージしにくい操作のチェック。
・はじめて刺しゅう機にふれる方の独習の手引き。
・縫製担当者の業務引き継ぎ。

こうしたことが刺しゅう専用機1台でおこなえるのであれば、
どれだけの刺しゅう機ユーザーが救われるだろうと思います。

PR1050X は、
その価格から「ハイエンドユーザ向け」と思われていますが、
ほんとうは、

・高い技術を追求したいホビーユーザー
・外注化していた刺しゅう業務の内製化を考えている企業
・「少品種多量」よりも「多品種少量」に対応したい、
 小中規模刺しゅう専門店

そして、
・フォトステッチを追求したい人(これは忘れちゃいけないね!)

に向いているんですね。
「導入したその日からプロ並みの高い効率とクオリティ」
を望んでいるユーザーです。

実際、当店で PR1000 シリーズを購入されるお客さま、
じつは、いわゆる「刺しゅう業者」よりも、
「独立開業をめざす主婦」が多かったりする。
みなさん、わかっているのですね。

高機能化したカメラ機能と、
大型になりさらに使いやすくなった液晶パネル表示。
ユーザーインターフェースという部分で、
さらに快適になった PR1050X です。

来年 2017年春にソフトウェアアップデートで実現する、
その予定、と聞いてますが詳細は大人の事情で当店もまだ不明な(笑)、
おどろきの「マイデザインセンター機能」も、
このカメラと精細な液晶があってこそ。

業務用途を追求するとよりパーソナルな道具に近づく。

すてきな進化を遂げていると思います。
PR1050X 。




brother PR1050X のカメラ機能がすごい!



9月7日(水)に新発売となる brother PR1050X 。

brother PR1000e は「カメラで縫製をサポートする」機能を搭載して、
刺しゅう機業界に革命的なインパクトを与えました。

後継機種である PR1050X は、
そのカメラ機能をさらに洗練させてきましたよ。

解像度が 0.35Mpix から 1Mpix に向上。
フレームレートが 30fps から 180fps に進化しています。

「デジタルカメラやビデオじゃないんだから、
 刺しゅう機に高い解像度やフレームレートなんか必要ないんじゃない?」

数字だけ聞かされるとそう感じるのですが、
操作パネルに表示される画像が明らかに鮮明です。
PR1000e で「もうすこし詳細に位置確認ができたら!」
ときおり感じることもあったストレスがほぼなくなりました。

スキャン時、
PR1000e は、
「ういーん、ういーん、ういーん」と断続的な動きで読み取るのですが、
PR1050X は、
「ういーーーーーーーーーーん」と一気です。

縫製範囲をスキャンする速度が、

  特大枠 77秒 → 14秒
  LL 枠 64秒 → 12秒
  M 枠  28秒 → 8.5秒
  S 枠  16秒 → 2.5秒

従来比 最大5.5倍早くなっているので、
「待たされてる感」が激減しました。

そしてなにより PR1050X を特徴付けているのが、
スキャンさせずに縫製結果を確認できる「ライブカメラ」機能。




「ライブカメラ」って、なによ?

上記の写真、小さいのですが、
サッカーシューズに名前を入れる場面です。

PR1050X にクランプ枠でシューズをセット。
液晶操作パネルにシューズの側面が映し出されていますよね。
その上に刺しゅうデータも重なって表示されているの、わかります?
こんなふうに仕上がり位置を確認してから縫製できるわけです。

カメラがついているからこそ可能なので、
他社製の刺しゅう専用機でこのような芸当はできません。
レーザーポインタや刺しゅう範囲を確認する機能はありますが、
矩形で「大雑把な縫製位置」をチェックするだけなので、
「ねらった位置にどんぴしゃり」に刺しゅうするためには、
微調整をなんどもくりかえすていねいな作業と経験が必要でした。
PR1000e ですら「いちどスキャンして縫製面を取り込む」手順が必要でしたよね。

「撮影範囲を決めて、シャッターを押す」
そのくらいのシンプルさで、
縫製位置を正確に決めて刺しゅうができるのが、
PR1050X の「ライブカメラ機能」というわけ。

「導入したその日からプロ並みの高い効率とクオリティ」
仕事で使う刺しゅう機ですから、
上記が求められるのはあたりまえなのですが、
それは結局「とっかかりやすさ」と「簡単であること」に収斂されます。

この点の進化だけでも「5億点、出てます!」ではないでしょうか。
PR1050X 。

その brother PR1050X、
大隅ブラザーには9月中に展示機がやってくる予定です。
実機でぜひ体験してみてくださいね!

     *     *     *

そうそう。

2016年10月19日(水)20日(木)の2日間、
鹿児島県大隅半島で初の「刺しゅうミシン体験会」を開催します!

brother PR1050X をはじめとして、
PR655、VR100 など、
brother の刺しゅう専用機をずらりとならべてその使いやすさを体験していただきます。

また、当店のフォトステッチ作品もたくさん展示する予定ですので、
写真刺しゅうに興味ある方もぜひ足をお運びください。
めったに見れない刺しゅう作品ばかりですよ。

鹿児島県以外の方も遠慮なくどんどんお越しください。
来場者特典、いろんなものを考えているところです。



《刺しゅうミシン体験会 in 鹿屋》

リナシティかのや(鹿屋市市民交流センター)2Fアトリエ工芸
〒893-0009 鹿児島県鹿屋市大手町1番1号
TEL:0994-35-1001 FAX:0994-35-0744

・2016年10月19日(水)10:00 - 17:00
・2016年10月20日(木)10:00 - 16:00



詳細が決まりしだい、
当ウェブログや Twitter でご案内させていただきます。
みなさんのご来場、お待ちしております。








こわがらずどんどん切ってみるべし、ScanNCut



先日のアップデータで使い勝手がぐんとよくなった、
brother ScanNCut(スキャンカット)CM650W 。

購入していただいたお客さまから、
「カットがどうしてもうまくいかない」
とご相談を受けたので、
切り絵作家 garden の草花と動物の切り絵図案集 より、
図案をひとつお借りしてスキャンデータのカット講習。

160mm x 200mm の図案ですが、
このくらい ScanNCut ならきれいにカットできますよ。

スキャンの方法、ScanNCut の設定。
お客さまによって切りたいものは千差万別。
自由に設定を考えられるぶん、
「どう設定したらいいのかわからない」
そんなお客さまもおられるようです。

小型ながらも高性能なカッティングマシン。
「うまく切れない」のは性能云々ということではなくて、
「設定がうまくいってないだけなんだ」と腹をくくれば(笑)、
適切な設定・方法はかならずみつかります。
みつからないときは購入した店に相談すれば協力してくれる、はず。

たとえば、
紙に印刷されたものをスキャンするときは、
カッティングマットを流用するより、
スキャン用マットを使用する方がいいのです。
スキャンがきれいにできますし、
なによりカッティングマットの粘着力を温存できる。
これ大事。

ScanNCutCanvas(スキャンカットカンバス)を活用して、
コンピュータでカットデータを作成、
無線 LAN で直接やり取りできるようになった ScanNCut ですが、
プリンタで印刷したものをスキャンして、
ScanNCut でカットデータを作る機会のほうがまだまだ多い当店です。
根がアナログなのでね。

こわがらず、どんどん切ってみるべし。

自分で設定を見出していくのも楽しみのひとつ。
で、困ったときは買ったお店に相談にのってもらいましょう。
だいじょうぶ。
そうしてみんな慣れていくんだから。










ミシンなんでも相談会は明日から!



準備、終えました。
大隅ブラザー「ミシンなんでも相談会」は明日からですよ。

地元:鹿児島県鹿屋市では昨年末から告知していましたが、
現在、大隅ブラザーでは、
買い替え時のミシン下取りキャンペーンを行っています。

どんなに古くても壊れていても、
ミシン買い替え時に2万円で下取りさせていただきます。
お近くの方も遠方の方も、
この機会をぜひご利用ください。

先日、縫製したシン・ゴジラも展示してますよ。



日時:2016年8月26日(金)- 5月28日(日)
場所:プラッセだいわ鹿屋店 1Fエスカレーター前

展示予定ミシン:
・brother Innovis LA
・brother Innovis NX2500D
・brother FM1100
・brother PE10
・brother SOLEIL 120E
・brother Compal 700
・brother Compal 900
・brother Compal 1500Q
・brother Teddy 35

・brother HL432df
・baby lock BL69WJ 糸取物語 Wave
・baby lock BL86WJ 縫希星
・baby lock BL72S ふらっとろっく

・brother Nouvelle PRO
・JUKI SL-300EX

・brother ScanNCut CM650W

内容:
ミシンの購入、修理相談
ソーイング(小物)作品制作
刺しゅう体験コーナー

最新のブラザー刺しゅうミシンに触れる絶好の機会。
プラッセだいわ 鹿屋店への買い物ついでに、
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
ミシンについてのご質問・ご相談、承っています。
もちろん、修理依頼も刺しゅう依頼も。

お待ちしております。
ぜひぜひ。








brother PR1050X 見てきました!




福岡県博多市で取扱店向けの発表・体験会がありました。

刺しゅう専用機 brother PR1000e の後継機種、
brother PR1050X を見てきましたよ。

うむ、これはいいぐあいに進化したミシンだわ。
担いで持って帰りたくなりました、やばい(笑)。

詳細は、またのちほど。

なお、
USA の brother PR1050X のウェブページも見てみるとおもしろい。

タッチペンで液晶画面に描いたり、
内蔵カメラで画像をスキャンすることで、
刺しゅうミシン単体で刺しゅうデータを作成&編集する(!)という機能は、
リリース当初は搭載されませんが、
後日、ソフトウェアアップデートで対応するようです。

刺しゅうソフトがなくてもオリジナル刺しゅうデータが作れてしまう。
これは、期待大、ですよ。

2016年9月7日 発売予定です!




ニュースリリース:職業用刺しゅうミシン「PR1050X」 新発売



2016年8月18日
ブラザー工業株式会社
ブラザー販売株式会社

ブラザー工業株式会社(社長:小池利和)の国内販売子会社であるブラザー販売株式会社(社長:三島勉)は、ブラザーの特長であるカメラのスキャニング機能を強化し、従来機比約5倍*の読み取りスピードを実現した1頭10針職業用刺しゅうミシン「PR1050X」を9月上旬より発売します。

ブラザーは、刺しゅう用ミシンのラインアップとして、家庭で手軽に刺しゅうが楽しめるモデルから高品質な刺しゅうを実現する業務用モデルまで豊富に取りそろえています。近年、洋服やかばん、ハンカチなど既製品にオリジナルの図柄を刺しゅうするサービスが、アパレルショップやギフト・ノベルティショップといった小規模小売店などで増えています。今回発売する「PR1050X」は、従来機の特長でもある最大1,000針/分の縫製スピードに加え、ミシン操作に不慣れな販売店スタッフでも簡単に操作できる機能を強化させました。



製品特長

スキャニング機能の読み取りスピードが約5倍の速さに
搭載されたカメラによるスキャニング機能を強化し、従来機比約5倍の読み取りスピードを実現しました。作業時間が短縮され、生産性の大幅な向上を実現します。



仕上がりイメージを確認できるライブカメラ機能
搭載されたカメラでとらえた布地画像に、刺しゅう模様を重ねて写すことで、仕上がりイメージの確認をすることができます。



初心者も安心の豊富な使い方動画を22種類内蔵
大画面のタッチパネルに表示できる使い方動画を従来機の4種類から22種類まで大幅に増強しました。ミシンの操作に不慣れな方でも、動画をその場で確認しながら作業できるので安心してミシンを使用できます。




ニュースリリース
カメラのスキャニング機能を強化し、約5倍のスピードを実現!
職業用刺しゅうミシン「PR1050X」 新発売


brother PR1050X 製品紹介ページ




明日、明後日、お休みです



大隅ブラザー、
明日8月22日(月)と明後日8月23日(火)の2日間、
福岡をはじめ九州の北のあたりに出張のため、
通常営業はお休みとさせていただきます。

会議中や運転中で即レスできないこともあるかもしれませんが、
電話やメール、チャットワークでの、
お問い合わせ・サポート業務は通常通り行ないます。

よろしくよろしくお願いいたします。




刺しゅうPRO フォトステッチでシン・ゴジラ(完)



シン・ゴジラ
サイズ:350mm×350mm
199,354針(1色)
ミシン:brother PR1000e
アプリ:Photoshop CC2015、刺しゅう PRO(刺しゅうプロ)10
制作:Akihito Kouno







brother 刺しゅうPRO 10 のフォトステッチ機能を使って、
作ったフォトステッチデータを、
昨日から brother PR1000e で縫製しはじめました。

お待たせしました。
シン・ゴジラ。
後半です。

昨日はここまで。
上半分だけ縫い上がっているので、
後半、下半分の縫製を進めます。




ちなみに、
ゴジラつながりではじめてフォトステッチを見ていただいている方のために、
簡単な解説を。

ミシンは服や鞄を作るだけではなくて、
刺しゅうをするためにも使われています。
刺しゅうができるミシンは「刺しゅうミシン」と呼ばれていて、
家庭用の比較的廉価なものから、
工場などで使われるような巨大なものまでたくさんの種類があります。

今回は、
職業用としても使われているけれど、
趣味の道具として一般の家庭で使っていただくことも少なくない、
「brother PR1000e」という刺しゅう専用機で縫製してみました。

刺しゅうミシンで縫製するためには、
「刺しゅうデータ」というものを作らなくてはなりません。
「刺しゅうソフト」と呼ばれるコンピュータ用のソフトウェアを使います。
ミシンメーカー各社からリリースされていますが、
今回、使ったのは「brother 刺しゅうPRO 10」。

刺しゅうソフトのなかでも比較的価格が安く、
使い勝手がいいこともあって、
日本でいちばん使われているソフトです。

とくに、
このような「写真を刺しゅう化する」機能に関しては他の追随を許さない。
このソフトの独壇場です。

写真をコンピュータに取り込んで、
刺しゅうソフトで刺しゅうデータに変換する。
その刺しゅうデータをミシンに送って、
縫製することを「フォトステッチ」とか「写真刺しゅう」と云います。

今回のシン・ゴジラは、
オリジナルサウンドトラックのジャケットをスキャンして、
刺しゅうデータ化したものを使いました。




完成している上半分と位置ずれしていないか確認しながら、
残る下半分をごんごん縫製していきます。




3割ほど縫い終えたところ。




上半分が100%で下半分が70%。
あえて70〜80%くらいで縫製を止めてしまう、
そういうのもおもしろいかも!

でも今回はせっかくなので最後まで縫い上げてみましょう。




そして、じゃーん、完成したのがこの刺しゅう。
トータルの縫製時間は7時間半、といったところ。

大隅ブラザーのフォトステッチは、
たくさんの色糸を使ったきれいなグラデーションで、
ごく一部の方面で有名です(お、自分で云った!)。

今回も当初は50色のフルカラーの設定や、
20色くらいのセピアトーンのステッチを考えていたのですが、
色があると、このゴジラ、どうしても甘くなるのです。
飼い主に愛されてるわんちゃんを刺しゅうしてみました、っぽくなる。
そんなゴジラは、ううう、見たくない。

というわけで、
試行錯誤の末、思い切って黒糸一本だけの設定でデータを作ってみると、
あら、けっこういいんじゃない?

細部の表現より、生命体を超えた生命体、
そのごつんごつんした怖さを意識してみました。
なかなかの冒険でしたが、
それなりの雰囲気が表現できているのではないかと。
どうですかね。

「シン・ゴジラ」のロゴ、
マニュアルパンチでデータまで作っていたのですが、
迷いつつ、最終的にはこの刺しゅうには入れないことにしました。
やはり、写真刺しゅうには文字が入らないのが好きなんです。
個人的に。




一色だけの写真刺しゅうというのは乱暴といえば乱暴で、
拡大するとなんのことやら、わからない。

しかし、複雑なステッチで濃淡を表現しようとする、
刺しゅうソフト brother 刺しゅうPRO はすごいね。
100万円を超える刺しゅうソフトでもこうはいかないよ、たぶん。

細部だけ見るとなんだかわからないけれど、
全体として眺めるとひとつの姿を現わす、という強引なステッチ表現。
それがまたこのゴジラに合ってるんじゃないかな、とも。




額装してみました。

大きさ比較のため、
額の手前に家庭用ミシンの一般的な糸コマを置いてみました。
こうして見ると、大きいね。
このくらいのサイズがあると「迫力!」が表現できます。

オリジナルサウンドトラックを聴きながらの縫製。
先週、鹿児島ミッテ10 で 19:30 と 21:30 の2回観てきましたが、
はあ、また観たくなりました、シン・ゴジラ。








刺しゅうPRO フォトステッチでシン・ゴジラ



brother 刺しゅうPRO 10 のフォトステッチ機能を使って、
作ったフォトステッチデータを、
brother PR1000e で縫製をはじめました。

シン・ゴジラ。

オリジナルサウンドトラックなどでも使われている、
あの図像、ですね。




1時間後。
じゃかじゃか快調に縫ってます。




2時間後。
ただひたすら黒ベタに縫い込んでるようにしか見えない。
不安。




3時間後、半面、縫い終えました。

わかる人にはわかるけれど、
わからん人にはまったく伝わらないね、きっと(笑)。

けっこう「らしい」感じにはなってるのではないかと。

もう半面の縫製は、明日。
今回、たいへん特徴的なあの顎の雰囲気が出るといいのですけれど、
どうかな。








ScanNCut ソフトウェア アップデート!



brother のカッティングマシン、
ScanNCut(スキャンカット)のソフトウェアがバージョンアップしましたよ!


brother ScanNCut CM650W
ソフトウェアバージョン 2.20 の修正点 (2016年8月)

以下の機能が追加/改良されました。

・内側オフセットを設定する

・「ダイレクトカット」モードで以下の機能の追加
 1. 不要な模様(点/線など)の除去
 2. 試し切り

・「ダイレクトカット」または「カットデータ作成」モードでグレースケール認識したときのプレビュー画面表示

・ドロー機能で模様を塗りつぶす/アウトラインを太くする

・複数の模様を反転する

・カット/ドロー画面で以下の機能の追加
 1. カット圧力やカットスピードの調整キー
 2. 完了までの残り時間の表示

・マットサイズ設定キーの表示 (設定画面とUSBに保存画面)

・拡張機能
 別売アクササリーの発売は、国により異なります。 

・ScanNCutCanvas を使用した「ダイレクトカット」

・ScanNCutCanvas に画像を転送する

・無線LANを利用した自動アップデート機能

・無線LAN の接続設定を最大12 個まで保存

* 追加機能の詳細・使い方については、こちらの バージョン 2.2 の追加機能 を参照してください。

・軽微な不具合を修正しました。





brother ScanNCut CM110
ソフトウェアバージョン 1.800 の修正点 (2016年8月)

以下の機能が追加/改良されました。

・内側オフセットを設定する

・「ダイレクトカット」モードで以下の機能の追加
 1. 不要な模様(点/線など)の除去
 2. 試し切り

・「ダイレクトカット」または「カットデータ作成」モードでグレースケール認識したときのプレビュー画面表示

・ドロー機能で模様を塗りつぶす/アウトラインを太くする

・複数の模様を反転する

・カット/ドロー画面で以下の機能の追加
 1. カット圧力やカットスピードの調整キー
 2. 完了までの残り時間の表示

・設定画面にマットサイズ設定キーの表示

・拡張機能
 別売アクササリーの発売は、国により異なります。 

* 追加機能の詳細・使い方については、こちらの バージョン 1.8 の追加機能 を参照してください。

軽微な不具合を修正しました。



ScanNCut はリリースされてからまだ3年弱。
アップデートは回を重ねて CM110 だと7回目を数えます。
できることがずいぶん増えてきましたね。
熟してきたぶん、
メーカーさんも、
小さな液晶にこれだけの機能を適宜配置するのはたいへんだろうな、
なんてよけいなことも想像したり。

年々、視力の衰えを痛感している大隅ブラザー的には、
操作画面は iPad Pro くらいあったほうが使いやすいんですけれどもね。
そこは「ScanNCutCanvas(スキャンカットカンバス)を活用してくださいな」
ということなのでしょう。

そういう意味でも、
無線 LAN で連携できる CM650W の快適さが際立ちそうです。

刺しゅうソフト brother 刺しゅうPRO 10 との連携も強化されています
両方お使いの方は、合わせてアップデートしてくださいね。








刺しゅうPRO 10 ソフトウェア アップデート!



仕事の合間に、こんな刺しゅうデータを作っております。
シン・ゴジラ。

刺しゅうは一般的に「やわらかさ」を表現するのが得意です。
機関銃やミサイルなんて跳ね返しちゃうという謎の生物の硬質感と怖さ、
どんなふうに糸を走らせると絵になるかなあ、と悩みながら。

こういうところが、
フォトステッチのむずかしくもおもしろいところ。

     *     *     *

brother の刺しゅうデータ作成ソフト、
刺しゅうPRO 10 が「Ver.10.2」になりましたよ!

バージョン 10.2 の修正点 (2016/8)

本プログラムを使用して刺しゅうPRO 10 をバージョン 10.2 にアップデートした後は、各アプリケーションの最新バージョンは以下のようになります。

レイアウトセンター 10.2
デザインセンター 10.2
ステッチクリエイター 10.2
デザインデータベース 10.2
フォントクリエイター 10.2
Link 10.2


[レイアウトセンター]
ScanNCut(ブラザーカッティングマシン)と ScanNCutCanvas(ブラザーのカッティングマシン用オンラインサービス)との連携機能が追加されました。

[ScanNCut] タブが追加されました。ScanNCut との連携機能はこのタブからスタートできます。

模様データをカッティングデータとして保存する機能、カッティングデータを取り込む機能が追加されました。
作成した模様を、カッティングデータ ( .fcm ファイル) として保存し、 ScanNCut でカットしたり、カッティングデータ ( .fcm ファイル) を 刺しゅうPRO 10 に取り込んで編集することができます。

ScanNCutCanvas にカッティングデータを送る機能が追加されました。
作成した模様データを ScanNCutCanvas に転送することができます。
さらに ScanNCutCanvas から、無線 LAN 搭載モデルの ScanNCut にオンラインでファイルを転送できます。

詳細は以下の説明書を読んでください。
Ver.10.2 追加機能について

刺しゅうPRO 10 から追加機能についての説明書を見ることができます。 「レイアウトセンター」の画面の右上にある 「ヘルプ」 ボタン (ヘルプ) ボタンをクリックし、表示されるメニューにある 「Ver.10.2 追加機能マニュアル」 をクリックして説明書を表示してください。



下記の新しい刺しゅう枠設定がデザイン設定ダイアログボックスで設定できるようになりました。
(お使いのミシンによっては、使用できない場合があります。)
70 × 200 mm (縦長枠)

丸枠のデザインページ設定が変更されました。




刺しゅうPRO Ver.4 以前で作成された刺しゅうデータ ( .pes ファイル) をインポートする際にアプリの動作が不安定になる不具合を修正しました。

ベクトル画像データ ( SVG ファイル形式) をインポートする際に、正しくインポートできない場合があった不具合修正しました。

ベクトル画像データ ( WMF ファイル形式 )をインポートする際にアプリの動作が不安定になる不具合を修正しました。

内蔵書体 No.31 の一部の文字の書体データの品質を向上しました。



ふむふむ。

今回は、
brother のカッティングマシン「スキャンカット」との連携が大きく追加されました。
「刺しゅうデータをカットデータにすることができる」
という機能は以前からありましたが、
クセがあるというか制約が多くて、
使いこなしている方は、
正直、あまり多くなかったのではないでしょうか。

当店でも試してみているところですが、
以前にくらべるとずいぶん自由に、
「刺しゅうデータをカットデータに」変換できるようになっているようです。
「カットデータ作成を ScanNCutCanvas(スキャンカットカンバス)ではなく、
刺しゅうPRO 単体でおこなえる」というのは、
アップリケ技法を使いまくっている方には朗報!です。

「70 × 200 mm (縦長枠)」という新しい刺しゅう枠にも期待!

刺しゅうPRO 10 のベクターデータからの刺しゅうデータへの変換は、
これまたクセがあって常用するにはコツが必要だったのですが、
そのへん、改善されているもよう。
「なんとかしてくれ!」という要望の多いところでした。
ベクターのインポート、どのくらいうまくいくようになってるかな。

しかし、検証することがいっぱいあってたいへんだあ。

ともあれ、
刺しゅうPRO ユーザーの方、
とくに ScanNCut との連携を模索されている方は、
さくっとアップデートして試してみてほしいな、と思います。








ハートステッチズに新しい刺しゅうデータが追加!



brother 刺しゅうデータ販売ウェブサイト、
ハートステッチズに新しい刺しゅうデータが追加されました。

Disney/Alphabetの刺しゅうデータが27模様(8月8日公開)
ディズニーやピクサーのキャラクターがアルファベット模様になったもの。

ジャングル・ブックの刺しゅうデータが5模様(8月3日公開)
実写映画が8月11日より公開されますね。

なお、ハートステッチズは、
2016年8月18日(木)9時〜12時の約2時間、
メンテナンスのため利用が停止されるようです。
お盆休み、ってところかな。








明日、明後日、お休みです



大隅ブラザー、
明日8月5日(金)と明後日8月6日(土)の2日間、
大分県に出張のため、
通常営業はお休みとさせていただきます。

運転中で即レスできないこともあるかもしれませんが、
電話やメール、チャットワークでの、
お問い合わせ・サポート業務は通常通り行っております。

よろしくお願いいたしまする。




業務連絡

本日、ミシン修理の件でお問い合わせいただきました秋田県のお客さま。
返信メールが戻ってきてしまいます。
osumibrother@me.com からのメールが、
どうやら受け取れない設定になっているようですので、
設定を変更していただくか、
受け取れるメールアドレスをあらためてお知らせください。

お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします!




今日の修理:JANOME N-736EX Nuikiru



今日の修理は鹿児島県鹿屋市のお客さまのミシン。
JANOME N-736EX Nuikiru です。

サイドカッター内臓のミシンですが、
固着のため布送りしなくなってしまっていました。

ご家族から借りていたミシンのトラブル。
借りものはきちんとお返ししないといけないですもんね。
しっかり点検・調整させていただきました。

「借りていたミシンを壊してしまった」
「貸していたミシンが戻ってきたら調子が悪くなってるみたい」
貸し借りをめぐっての修理依頼、多いです。

借りる方は、もともとミシンを持っていないわけで、
あまりミシンに詳しくないことも多い。
誤った使い方でミシンを傷つけてしまうこともある。

家族くらいの間柄ならそれほど問題はないかもしれませんが、
友人・知人に借りたミシン、なんて場合、
大きなトラブルになりかねない。
「修理のあと、きれいに清掃しないでおいてもらえますか」
と相談を受けることもあります。
「修理したことがわからないように修理してね」というわけ。

調子が悪くなったままでミシンを返された方も、
なかなか心中複雑です。
「修理代を相手に請求なんてできそうにない」
「弁償してもらう」という方はとても少ない。
泣き寝入り、というのとはまたちがうかもしれませんが、
「貸したわたしも悪いんです、きっと」
自分のミシンの修理代なのだからとご自身で負担される、
そういう方が多い。

たかが道具、されど道具。
ミシンはこう見えてけっこう個人的な道具なので、
貸し借りをめぐっての静かなトラブルも少なくない。

ミシンをレンタルしている店舗があるのなら、
そのほうがミシンを気持ちよく使えると思います。
お近くのミシン専門店に、ぜひ、訊ねてみてください。

専門家による使い方講習を受けながらですから、
なかなかいい体験、できると思いますよ。

大隅ブラザーにもレンタルミシン、ありますよ。
お気軽に、どうぞ。