今日の修理:brother SISTER ほか



今日の修理は、垂水市潮彩町のお客さまのミシン。
brother SISTER です。

brother で SISTER とはこれいかに(笑)。

かつてお母さまが使っていたミシン。
「使えるようになりますか?」
と娘さんに持ち込んでいただきました。

モーターベルトがゆるゆるで、
これはまあすぐに調整できるのですが、
縫い目調整、模様選択のダイヤルが、
がっちり固着していました。
ゆるめるのに時間をすこしいただきましたが、
軽快に動くようになりましたよ。




こちらのミシンは、鹿屋市内の高校のロックミシン。
SINGER Professional S-300 が2台と、




baby lock 糸取物語 BL-66 が2台です。

SINGER Professional S-300 は、
フットコントローラーの断線だったり、
油っ気がなくなっていたため、
スムーズに動いていなかっただけでしたが、
baby lock 糸取物語 BL-66 は、
2台ともこれまたがっちり固着。
聞くと、
数年、使わずに放置されていたもよう。
いいロックミシンなのに、もったない!

固着で使われていなかったのかもしれませんが、
使用しないでしまいこんでおくのが、
ミシンにとっていちばん過酷なんですね。

長く使わないときでも、
部屋の空気を入れ替えするように、
ときには、ミシン、動かしてあげてください。
「動きが悪くなってきたな」というときは、
お近くの専門店で早めにみてもらいましょう。

今回のロックミシンは、
一晩かけて固着が解消できました。
針棒の上のカバーがどちらともなくなっているので、
メーカーに発注してとりあえず「完了」です。




「ラメ糸で飾るモチーフコレクション」作例を



そうそう。
昨日、撮った、
刺しゅうカード「ラメ糸で飾るモチーフコレクション」の作例を。




というか、
こんなヘタっぴな写真ではよさが伝わらないですね(笑)。

在庫切れのメタリック糸に関しては、
「赤」は12月中旬に出荷が可能になるそうです。
「青」は……いつになるんでしょう?
メーカーさんの奮起をみなで期待しましょう。
うん。




b'college(西日本支部版)に参加してきました



2013年11月26日、27日におこなわれた、
イノヴィス会西日本支部の「b'college」に参加してきました。

例年、名古屋で大々的におこなわれるミシン専門店の勉強会ですが、
今回は東京、大阪、名古屋、といったように、
ブロック単位で開催されました。
大隅ブラザーは福岡でのイベントに出席です。

昨年は、
大隅ブラザーが講師となって、
フォトステッチ講座をさせていただきましたね。
おお、もう、あれから一年か。

今回も盛りだくさんの会期日程でしたが、
こーんなみごとな brother Innovis VF1 の群にかこまれて、
ミシンの新しい使い方の講習を受けてきました。




「販売して修理して」で手一杯のミシン店は、
なかなか「作品を作る」ということができません。
「そんなことできなくて、いい」
そう喝破する店もじつはほんとうにあります。

でも、やはり、なにかを作るよろこびというのは、
自分たちで経験してないとお客さまに伝えられない。

「これ、ほんとに使いやすいミシンなんです」

おなじひとことでも、
たぶん、お客さまに伝えられる人と伝えられない人がいる。
真実であったりウソであったり。
その差は、
やはり最後に「自分で使っているかどうか」にかかってきます。

「買ってください、でも、教えません。
 そのかわり、値段だけは安くしておきますね」
1円でも安く買うことが「情強」の証という時代にあって、
いまはそういうスタンスの店でミシンと出会う人も多いわけですが、
日々、当店に寄せられる全国からの問い合わせのほとんどは、
「あんな店で買うんじゃなかった」です。

大隅ブラザーもそんなふうに云われたくないですもんね。
そのためには、日々、勉強です。

でも、これがじつに楽しい「学び」なんです。

メーカーの最新・最高機種の縫い味を、
好きなだけ使ってくらべてみる、
なんてことをひとつとっても、
ミシン屋じゃないとなかなかできませんもんね(笑)。





お代は麒麟端麗〈生〉



本日も、東へ西へと走り回る大隅ブラザーです。

風が強くて、海は荒れ荒れ。
でも、風が吹く日はカメラを構えたくなりますね。

配達の途中なので、iPhone のカメラですが。




鹿児島県はまだ交換経済が生きているので、
修理代金をこんな形でお支払いいただくこともあります。
わお!

今夜は酒盛りだ。




Innovis VF1 ソフトウェアアップデート!



2013/11/20 の日付で、
brother Innovis VF1 本体の、
ソフトウェアアップデートが出ています。


バージョン 1.12 の修正点 (2013/11)

・実用模様C-01として、カウチング模様が追加されました。
・追加機能の詳細については、こちらの 「バージョンアップ1.12の新機能のお知らせ」 (PDF) を参照してください。

【 お知らせ 】
カウチング縫製を行う際は、別売品のカウチング押えをご使用ください。
カウチング押えは、2014年2月発売予定です。

・ピボット機能またはフリーモーションモードを使用しているとき、止めぬいが正しく行われない場合があった不具合を修正しました。

・スペルの間違いを修正しました (英語)


不具合の修正とともに、
「カウチング模様」という機能が追加されていますね。
カウチング押さえの販売は来年2月ということで、
ちょっと先になりますがお楽しみにお待ちください。

ところで、
スペルの間違いってどこにありました?


【リンク】
・brother Innovis VF1 サポートページ




サンシャインシャドーでクッションカバー!



今日は、
リナシティかのや(鹿屋市市民交流センター)フリールームにて、

ブラザーカレッジ クイックキルトコース 第6回
サンシャインシャドー(クッションカバー)

という講座をおこないました。




こんな感じに、
中央から開いてく感じのキルトワークです。
たいへん基本的(に見える)模様なので、
簡単そうではありますが……。




じつは、キルトに組み上げる前は、
まず、こーんな形につないだものを縫い上げて、
それをカッティングしてピースを作っていきます。

なんでこれが最終的にこんな図案に?
幾何学のパズルを前にしているよう。

深ーく考えると混乱してくるので、
最初は、講師の先生の云われる通りに、
からだを動かしているのがよいのです。
だいじょうぶ。
そのうち慣れてきますって(笑)。

実際、一年かけて受講していただいたみなさんは、
時間中、もう黙々とミシンを踏んでいましたよ。
その手際の鮮やかなこと。
おみごと!でした。




PR650e、PR655 ソフトウェアアップデート!



2013/11/20 の日付で、
brother PR650e、PR655 本体の、
ソフトウェアアップデートが出ています。


PR650e 用 バージョン 4.21 の修正点 (2013/11)

・編集画面において移動キーを押したとき、模様が 0.1 mm ずつ移動するようになりました。 移動キーを押し続けたときは、 5 mm ずつ移動します。


PR655 用 バージョン 4.21 の修正点 (2013/11)

・ネームモードにおいて、刺しゅう位置を移動させるときに、LEDポインターが点灯しない不具合を修正しました。

・ネームモードにおいて、特大枠を取り付けているときに、「針棒/枠移動キー」を押しても、刺しゅう枠が取り外しやすい位置にキャリッジが移動しない不具合を修正しました。

・糸切れの確認のエラーメッセージ画面が表示された後、「ぬい目戻す/進むキー」を使用してぬい目を戻す時に、LEDポインタが点灯しない不具合を修正しました。

・編集画面において移動キーを押したとき、模様が 0.1 mm ずつ移動するようになりました。 移動キーを押し続けたときは、 5 mm ずつ移動します。


不具合の修正もありますが、
使い勝手がよくなる変更点もあります。
PR650e や PR655 をお使いのみなさんは、
お早めのアップデートを、ぜひ。

また、
「フォトステッチャー」のみなさんの PR1000e は、
今回、関係ありませんので、
気にせずとも OK です。


【リンク】
・brother PR650e サポートページ
・brother PR655 サポートページ




ファスナー講習の準備です



明日は、
brother Innovis 5000 を使っての,
ファスナー縫いつけの講習です。

普通のファスナーとコンシールファスナー、
その形のちがいから知っていただきたく、
ならべてみました。




刺しゅうカード:ラメ糸で飾るモチーフコレクション



新しい刺しゅうカードがリリースされましたよ!

ラメ糸で飾るモチーフコレクション
模様種類数:50模様
クラフト模様にメタリック糸(ラメ糸)を使用することで高級感ある仕上がりになります。
フラワーテイストを中心にワンポイント模様も内蔵しているので作品の種類を問わず、あなたの手作りをよりラグジュアリーにしてくれます。
とのことです。

この刺しゅうカードがいいのは、
家庭用ミシンは当然のこと、
業務用刺しゅうミシン PR シリーズでも使えること!
……とは、
あまり大きな声で云わないほうがいいのかな?(笑)

たとえばアンパンマンの刺しゅうカードは、
PR シリーズに接続しても使えないようになっています。
著作権がらみの事情ですよね、brother さん?

もちろんこの刺しゅうカードのデータも、
勝手に商用利用なんかしちゃいけません。
が、PR シリーズを使っている方が、
みな家庭用ミシンを持っているわけでなし。
刺しゅうカードのデータを気軽に楽しんでみたい。
もしくは、研究してみたい。
そういうニーズはあると思うんです。

価格は 7,980円(税込み)。

通常の brother の刺しゅう糸があれば使えますが、
もちろん brother 指定のメタリック糸使用が前提のモチーフです。
「赤、緑、青、アルミ、銀、金」と6色そろえたい。
きらんきらんと楽しめます。

当店はメタリック糸ってあまり在庫を持ってなかったんですが、
この刺しゅうカードのためにそろえちゃいました。
家庭用ミシンユーザーの方も、
そろえて使っている方、そんなに多くはいないはず。

brother メタリック糸は、希望小売価格1本あたり 368円(税込み)。
全6色をあらためてそろえると 2,208円。
この刺しゅうカードと同時購入だと 10,188円(税込み)になります。

というわけで、
当ウェブログを見ていただいている方限定で、
「この刺しゅうカード+メタリック糸6種類セット」
なんてのを用意させていただきました。

通常 10,188円(税込み)のところを、10,000円(税込み)で。
送料は……今回、無料にさせていただきますか。
来年の春、消費税率が変わってしまうとめんどくさいので、
2014年3月31日までの限定ということにしましょう。

メタリック糸を使ってこその、刺しゅうカード。
この機会に、ぜひぜひ。

ご注文は下記からお願いいたします。

付記 11/21
用意していたセット、あっというまに出てしまいました。
みんな、早いよ〜(笑)。

追加でセットを作ろうと思うんですが、
なんと、赤と青のメタリックがメーカー在庫切れ!
これから注文していただく方は、上記の2色が後日別送となります。
ご了承ください。



ラメ糸で飾るモチーフコレクション メタリック糸6種類セット
通常 10,188円(税込み)を 10,000円(税込み)で!







くるまだいすき



はんどるだいすき。

「おいしいごはんが食べられるお店につれていってくださーい」

はあーい。

     *     *     *

鹿屋市永野田町のお客さま。
本日は brother Innovis S500 をお買い求めいただき、
ありがとうございました。
「しっかり使い続けられるミシンを」
とことん吟味して選んでいただきました。
このクラスのミシンは外装こそモデルチェンジしていきますが、
内部の機構はすでにじゅうぶん熟成されています。
もともとじょうぶですし、
かりに故障したとしても、
「部品がないから」と修理できなくなる可能性がとても低い。
長く使い続けられるいいものこそが、
お客さまもメーカーも販売店も、
みーんなしあわせにするんですよね。
これまでお使いのミシンとは、
メーカーがちがうため最初は使い勝手にとまどうかもしれませんが、
慣れるほどにその使いやすさを実感していただけるはず。
しっかりサポート、まかせてください。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。
そうそう。
炊き込みごはん、たいへんおいしくいただきました。
こちらもありがとうございます。




今日の修理:JANOME MODEL 680 ほか



今日の修理は、鹿屋市西原町のお客さまのミシン。
JANOME MODEL 680 です。

木製のテーブルに組み込まれた古いミシンです。

「友人からまだ使えるよと譲り受けたんだけど、
どうにも動かなくって」

最初は「使用説明だけを」との依頼でしたが、
納屋で保存されていたというミシンをチェックしてみると、
固着していたり部品が欠落していたり、
糸調子がきちんと効かなくなっていましたので、
上記の不具合に対応させていただきました。

この年代のミシンは磨けば外装もきれいになるので、
お客さまにたいへんよろこばれます。
力の入るところです。




こちらのミシンは、鹿屋市内の保育園のミシン。
JUKI HZL-2100 と、




JUKI HZL-7800 です。

これから園児のみなさんは発表会の季節。
ミシンが大活躍するのでその前に点検を、
とご依頼いただきました。

ミシンをたくさん使っていただいているぶん、
内部にほこりや糸くずが。
スピードコントローラーの反応が悪くなっていたので、
こちらは接点回復の作業をおこないました。

スムーズに縫えるようになりましたよ。




雲じゃないのです



夕刻の空に流れてくるのは、桜島の火山灰。

まいったなあ。
もうそういう季節ですか。




吟味



安物買いの銭失い、と云いますからなあ。

……いやいや、もううちにはありますよ、三輪車。




ときにはミシンの糸調子をチェック



brother PR1000e に限らず、ですが、
刺しゅうミシンの糸調子、
たまにでいいのでチェックしてみましょう。

テストパターンがあるミシンはそれを使えばいいし、
ないミシンは、
適当なアルファベットをステッチすればいい。




テストパターンを刺しゅうしたものを、
下から見たもの。

上糸があるていど下にもぐりこんでいるのが適正なバランスです。
このくらいがちょうどいい感じ。

しかし、
今回は上糸と下糸の調子をともにゆるめてみたいので、
このバランスを崩さないよう、
上下の糸調子をすこしずつ弱く調整していきました。




本日は 刺しゅうPRO 出張講習



今日は午後から、
brother Innovis D400J をお買い求めいただいたお客さまのご自宅で、
刺しゅうPRO NEXT の講習です。

「コンピュータもうまくさわれないけど、
 自分で刺しゅうデータが作れたらいいなあ、って」

夢を持って挑戦していただいているので、
教えるほうも力が入ります。

とはいっても、
「左クリックと右クリックってなんですか?」
という方にいきなりすべての機能を説明することはしません。
まずは基本的なコンピュータの使い方から。
初日は文字の刺しゅうデータ作成までたどり着けば、万々歳。

最後にメールアドレスを交換して、おつかれさま。

新しいことをおぼえていくのは、
いくつになってもうれしいことです。

これから、
のんびりゆっくりミシン刺しゅうを楽しんで、
できることをひとつひとつ増やしていきましょう。




今日の修理:brother ボタン穴かがり MODEL B-5型



パーツリストと照らし合わせながら、
brother ボタン穴かがり MODEL B-5型を組み上げてみる。




お客さまのご自宅に、
修理した brother ZU2-B680 を配達に。

「思いついたことはすぐに書きとめて、
 机の前に貼っておくんだよ」

設置したミシンのそばの、
チラシの裏のシンプルな言葉が、
じんわりと身に染みました。




今日の修理:brother TA2-B622



今日の修理は、鹿屋市西原町のお客さまのミシン。
brother TA2-B622 です。

モーター付きのテーブルに組み込まれていたミシンですが、
小型モーターで駆動する改造をおこないました。

軽快に縫えるようになりましたよ。

長いあいだ使われていなかったミシンなので、
固着がかなりありました。
「なかなかうまく解消できないなあ」
というところがありまして、
ここは、大先輩に相談にのってもらって、対処。

ほほう、なるほど「そういう手」がありますか!

持つべきは偉大な先達です。




今日の修理:brother Compal Ace ほか



今日の修理は、鹿屋市寿町のお客さまのミシン。
brother Compal Ace です。

固着を取り除くことはもちろんですが、
修理でお預かりするこのミシンは、
電源&速度ボタンがダメになっているものが見受けられます。
接点がうまく反応しなくなってる。
接点回復剤で慎重に磨くことで機能が戻ることがあります。
このミシンがまさにそうでした。




こちらは、鹿屋市内の小学校のミシン。
brother PS-50 です。

糸立て棒が根元から折れていたので交換です。
ミシンにとって糸立て棒というのは、
自転車のサドルのようなもの。
「じつは、ないとたいへん!」という部品なのです。

折れたからといって、
セロハンテープなんかで補修しても、
たいていうまくいかないので(笑)、
そういうときは、
ミシン屋でさくっと交換してもらうのがよいですよ。




刺しゅうPRO:Apple ロゴをデザインセンターで



刺しゅうPRO でシンプルなロゴをさくっと作りたい!
……というときは、こんな感じで作ってみては?

まずはロゴ画像を準備します。
今回はみなさんがよく知っているコレ。
ネットで検索すれば簡単に見つかるはず。

感謝の気持ちを忘れず、使わせていただきましょう。

このままでもいいけれど、
Photoshop あたりで「2階調化」させておくと、
きれいな輪郭線データになります。
と、いきなり重要なコツでした(笑)。




デザインセンターで画像を開きます。
「原画ステージ」です。




単色のロゴなので、
色数をいちばん小さく設定すればいいですね。




「輪郭線画ステージ」です。
「デザインページの設定」をチェックして、
目的のサイズであるかどうかを確認しておきます。

「解像度」は細かく。

「細線化処理」はロゴの種類によって調整しましょう。
複雑な形状には、処理を少なくするか、かけない。
シンプルな形状には軽くかける。

というわけで、今回はデフォルトのまま。




それだけできれいな輪郭線があっというまに。
「輪郭データ ステージ」です。

ここで気になる輪郭があれば、
調整しておきます。




「縫い方設定ステージ」で、
輪郭線の縫いと面の縫いを設定します。

「表示」タブから「縫い方設定」を表示させておきましょう。

下打ち、糸密度、縫い角度、縮み補正……。
刺しゅうの形状・糸の種類・サイズ等々が関係するので、
「最適な設定はこれです!」
と簡単に云えないのはつらいところなのですが、
経験が生きるところでもあります。

小さい刺しゅうには「下打ち」を入れないほうがいい場合もある。
「糸密度」を高くすると仕上がりはきれいになりますが、
ミシンの糸調子によっては大きく縫い縮みが発生します。
「縮み補正」は便利ですが、かけすぎると細部が崩れる場合も。

設定を変えつつ試し縫いをくりかえしていると、
「このくらいだとうまくいくな」
そういう落としどころがわかるようになってきます。

今回はシンプルに「タタミ縫い」。
7cm × 8cm というサイズなので下打ちを入れました。
かための生地にステッチする予定なので、糸密度を高めに。
縮み補正は入れていません。
……とまあ、このへんはお好みで。




「リアル プレビュー」での表示です。
きれいにできました!

「ステッチ シミュレーター」にてデータを確認したのちに、
レイアウトセンターで縫製データ化。
というのが、私の手順です。

こうやって手順をならべていくとたいへんそうですが、
あっというまの作業ですよね。

「このくらいのデータならマニュアルパンチが早いしきれい」
という場合もありますが、
毎日、刺しゅうデータを作っている方ならともかく、
「ひさしぶりに 刺しゅうPRO を使います(てへ)」という方は、
こんなふうに、
デザインセンターでの手順のほうが、
シンプルに感じるかもしれません。

とくに Photoshop に慣れている方は、
元画像を調整することで、
なかなか凝ったデータを作ることができます。
簡易ですが、あなどれません。

いろんな方法で刺しゅうデータ作りを楽しんでみてください。
アプローチのしかたは、たくさんあります。




小型刺しゅうミシン ソフトウェアアップデート!



2013年10月23日付で、
brother の小型刺しゅうミシン、

・Family Marker FM1300D
・Family Marker FM1100
・Family Marker Bf-1000E
・Family Marker FE1000

上記ミシンのソフトウェアがアップデートされています。

刺しゅう開始時の「止め縫い」の品質が改善されています。
これはたいへん大切なアップデートですので、
上記ミシンのユーザーさんは、ぜひぜひ。

刺しゅうの最初のステッチで「糸抜け」を経験する方は、
このアップデータで直るはず。

ところで、
このアップデータのリリースには、
じつは、大隅ブラザーが関わっています。

「止め縫いがうまくいかないことがあるみたい」
そう云って、
お客さまが当店に刺しゅうミシンの修理を依頼されたのが、
上記、不具合修正のはじまりとなりました。

新品のミシンなのに、たしかに縫いの品質がいまいち。
当店であれこれ検証すると、
個体差ではなく機種依存の問題だと判断せざるをえない結果に。

brother さんに相談すると、
当店の検証報告を受け止めてくれて、
ソフトウェアの不具合であることを突き止めてくれました。
「これはできるだけ早急にアップデータで対応します!」
その対応の早いこと、早いこと。

brother さんのサポートといえば、
猫と一緒にお住まいのお客さまへ が話題になりましたが、
こういう対応をしっかりしていただけると、
販売店としても、
「安心してお使いいただけますよ」
とお客さまにおすすめできます。

brother 担当者のみなさんには、
今回の件ではたいへんお世話になりました。
神対応、していただきましたね。

そしてなにより、
当店のお客さまだけではなく、
小型刺しゅうミシンユーザーのみなさんに、
ささやかながらも当店がお役に立てたこと。
たいへんうれしく思います。



【関連リンク】

Family Marker FM1300D のソフトウェア 最新版 (ver.1.01)
Family Marker FM1100 のソフトウェア 最新版 (ver.1.01)
Family Marker Bf-1000E のソフトウェア 最新版 (ver.1.01)
Family Marker FE1000 のソフトウェア 最新版 (ver.1.01)



訃報 代表取締役社長 河野 良一



弊社創業者であり、
現 代表取締役社長 河野 良一は、
平成25年10月24日午前4時0分、永眠いたしました。
ここに生前のご厚誼に深謝し謹んでお知らせ申し上げます。

氏名 河野 良一 (こうの りょういち)
現役職名 代表取締役社長
生年月日 昭和19年2月1日(享年70)
死亡日 平成25年10月24日(木)

なお、
通夜及び葬儀は近親者のみにて執り行われ、
訃報のご連絡も葬儀の後とさせていただきました。

     *     *     *

当店は、
いまでこそ、
「刺しゅうPRO とフォトステッチの大隅ブラザー」
と云っていただけるようになりましたが、
その端緒は、
弊社創業者である河野 良一によって形作られました。

60歳を過ぎてから、
書籍だけでコンピュータを独習し、
刺しゅうミシンと刺しゅうPRO を研究してきました。
Windows、Mac ともに使いこなし、
Photoshop の使い方のコツを、
お客さまはもとより、
ほかのミシン店の方々に教えるようにまでなりました。
「新しいことをはじめるのに、年齢は関係ない」
その姿は、
多くのミシンユーザーに元気を与えてきたと思います。

こまっているお客さまのもとには、なにをおいても駆けつける。
その仕事ぶりをたくさんの方から愛していただきました。

その遺志は大切に引き継いでいきます。