愛読誌



ソーイングポシェ(日本ヴォーグ社)。

紹介されている作品、なかなか作る機会がとれないでいますが、
「時間がない、と云ってはいけない」
お客さまにそう教えていただきましたので、
ぐっ、と自重。




Husquvarna(ハスクバーナ)Opal 670 を試し縫い



Husquvarna(ハスクバーナ)の新製品、
Opal 670 を試し縫いしてみました。

複雑な曲線を多用しながら、
直線で作るべきところはしっかり直線に。

質実剛健さを象徴する独特のデザインです。
広い「ふところ」は正義です。




この液晶画面に表示される、
「エクスクルーシブソーイングアドバイザー」(長いっ!)
というシステムは、
なかなかおもしろいと思います。

「布の種類」と「縫い方」を入力すると、
針の太さ、押さえの種類、押さえ圧、等々の、
適切な設定を教えてくれます。

とくに押さえ圧の設定は、
「理屈ではわかっているんだけれども、
適切な設定がわからない」
そういう方もじつはけっこう多いのでは?
こんなふうに目安を表示してくれるのは、うれしいです。




「パーフェクトバランスボタンオールシステム」(長っ!)
で、ボタンホールを作っているところ。

ボタンホールサイズは、
液晶画面にボタンサイズを入力することでおこないます。
国産家庭用ミシンのボタンホール押さえとは、
感じがちがいますね。
しっかりしたボタンホールができます。

ほかにも、
「針に糸が通ったままでも下糸巻きができる」
という機能が目を引きます。
慣れないと、ちょっとどきどきしますけれどね(笑)。

たしかに価格もそれなりにしますが、
「ファン」がいるの、わかりますね。
縫いがひとつひとつかちっとしてます。

刺しゅうをしないぶん、縫い性能にこだわりたい。
そういう方にとっては、
Husquvarna(ハスクバーナ)Opal 670 、
なかなか魅惑的な選択肢になると思います。

     *     *     *

鹿屋市白水町のお客さま。
このたびは brother Innovis S500 をお買い求めいただき、
まことにありがとうございます。
2年前にお使いのミシンを修理させていただいたのですが、
「こんど買い替えるときは brother のあのミシン」
と虎視眈々と狙っていただいていました(笑)。
お仕事柄、たくさんミシンを使われますので、
「しっかり縫えてしかも長持ち」
そんなご要望にしっかり応えてくれるミシンだと思います。
大隅ブラザーのアフターケアにも期待してくださいね。
これからもよろしくお願いいたします。




今日の修理:鹿屋市の小学校のミシン ほか



今日の修理は、鹿屋市の小学校のミシン。
JUKI HL-619-DXF が1台と、




TOYOTA FH700 が2台です。

ともに、
折れた針が抜けなくなってしまったり、
糸がからんださいに、
針や剣先で内釜が深く傷ついてしまっていました。




こちらは、垂水市旭町のお客さまのミシン。
brother Innovis B55 です。

内釜に傷がついていて、
下糸の調子が取れなくなっていたのを、
内釜交換にて対応しました。
また、糸切りが正常におこなえなくなっていたので、
仕込んである刃を交換。

それと、釜周辺が油でべっとり汚れていたので、
これを清掃させていただきました。

調子が悪いときはとりあえず油を注しておくか。
というのは正しいようですが、
じつは「半分正解」といったところ。

注油の前に、
まずは、埃や糸くずを取り除いてください。
でないと、ますます内部が汚れてきます。
そして、
いまのミシンは電装部品が多い。
基盤やセンサーに油がまわってしまうのは、
やはり、たいへんよくないのです。

最近のミシンの取扱説明書に、
「注油はおこなわないでください」
なんて書いてあるのは、そのためなんですね。

注油は必要な場所に適量を。
それがわからない場合は自己流でおこなわないこと。
これ、とっても大切です。




秋晴れの日曜日



西原幼稚園の運動会におじゃまして、
プログラム「もうすぐ幼稚園」に参加してきたよ。




ダブルアイリッシュチェーンでひざ掛けを



今日は、
リナシティかのや(鹿屋市市民交流センター)アトリエ絵画室にて、

ブラザーカレッジ クイックキルトコース 第5回
ダブルアイリッシュチェーン(ひざ掛け)

という講座をおこないました。




帯状の布を縫い合わせていく。
縫い合わせたものを裁断して、組み合わせる。
ミシンキルトの得意技。

今回も、
カッティングボードとロータリーカッターが大活躍。
というか、
このふたつがないと、醍醐味、味わえないですよね。




キルト制作に限らず、
ミシンはかならずアイロンとともに使いましょう。
仕上がりがもうまったくちがいます。

アイロンのかけかたひとつとっても、
ちょっとしたコツがある。
そうしたことも「なるほどー!」と体験していきます。




組んでつないでいくとこんな感じに。




朝ごはん



おいしいベーグルとオムレツで。




今日の修理:志布志市の中学校のミシン



今日の修理は、志布志市の中学校のミシン。
SINGER 9210 を2台と、




TOYOTA ELECTRO FREE EFF7000 を2台です。

すてきな先生とすばらしい生徒たちに使われてきたミシン。
統廃合により、来年は別の中学校の備品となります。

そうした時期に、
これらのミシンの調整をさせていいただけたことが、
なんというか、たいへんうれしかったなあ。

当店は、
ミシンの内側はもちろんですが、
修理したミシンの外装も可能なかぎり磨きます。

学校のミシンも、そう。

「一家に一台」という時代ではないので、
生徒にとって、
「はじめてのミシン体験」が「学校のミシン」ということも多いはず。
最新のミシンは使えなくとも、
そのミシンの持てる最大限の能力は使用可能にしたい。
そのとき、
「古いけどきれいなミシンだった」という印象は、
大切だと思うのです。
生徒たちの記憶に残る、と思う。

きれいなものは人はていねいにあつかうものですし、ね。
長い目で見ると故障率にも影響するはずです。

この秋、
このミシンたちは文化祭のためにどんな活躍をするのでしょう。
そして、そのあと、
どんな旅を送ることになるのか。

これから、ことあるごとに思いを馳せることになりそうです。




PR シリーズ ソフトウェアアップデート!(2013/09)



2013/09/26 の日付で、
brother PR1000e、PR655、PR650e
刺しゅう専用ミシンのソフトウェアアップデートが出ていました。
メモしておきます。



brother PR1000e
バージョン 4.10 の修正点 (2013/9)
クランプ枠(別売)が利用できるようになりました。
(クランプ枠S、クランプ枠SR、クランプ枠SL)

Link機能使用時の模様縫製終了時に、帽子枠の絡む枠交換を行うと、模様の180度回転が行われない不具合を修正しました。

brother PR655
バージョン 4.20 の修正点 (2013/9)
ネームモードにおいても、クランプ枠(別売)が利用できるようになりました。

Link機能使用時の模様縫製終了時に、帽子枠の絡む枠交換を行うと、模様の180度回転が行われない不具合を修正しました。

クランプ枠SLまたはクランプ枠SRを使用するときの、ぬい始め/ぬい終わり位置の設定が模様の中心になるように変更されました。

brother PR650e
バージョン 4.20 の修正点 (2013/9)
Link機能使用時の模様縫製終了時に、帽子枠の絡む枠交換を行うと、模様の180度回転が行われない不具合を修正しました。



クランプ枠と帽子枠に関する修正がなされているようです。

PR シリーズのユーザーのみなさんは、
お早めのアップデートをお願いいたします。



《リンク》
brother PR1000e サポートページ
brother PR655 サポートページ
brother PR650e サポートページ




刺しゅうPRO:フォトステッチでゴッホ「星月夜」



今回の刺しゅうは、
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」です。

サイズ:345mm×431mm
562,329針(46色)
ミシン:brother PR1000e
アプリ:Photoshop CS5、刺しゅう PRO(刺しゅうプロ)NEXT
制作:Akihito Kouno





名画をフォトステッチすることについては、
前回、刺しゅうPRO:フォトステッチ ムンク「叫び」 で、
いろいろ語っちゃってます。

実際の「星月夜」は、
カンバスに叩きつけられる筆の音が聞こえてきそうなタッチ。
今回の刺しゅうでは、
「透明感のある青」で表現したらどうなるか、
ということを意識してみました。

そのこころみはうまくいっているでしょうか。
画像をクリックして、ぜひ拡大して見てください。

しかし、
こういう大きな刺しゅうを作り始めると、
額を探すのがたいへんです。
今回は間に合わなかったので、
飾るのは、しばらくおあずけ。




刺しゅうPRO:ゴッホ「星月夜」5日目!



刺しゅうPRO NEXTbrother PR1000e による、
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」。

刺しゅう完成まで、あと2時間!

そのあと渡り糸を切ったりアイロンかけたり、
けっこうすることあるんですけど。




刺しゅうPRO:ゴッホ「星月夜」4日目!



刺しゅうPRO NEXTbrother PR1000e による、
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」。
作成開始から4日目です。

471,886針、1,736分、縫い終えたところ。
全体の雰囲気がわかるようになってきました。

ふたつめのピースが終わりました。
あともうひとつ、刺しゅうをつなげます。
ひとつのピースが2日かかるので、
3ピースだと6日、だいたい一週間コース。

今回の3ピース目はほかのピースの半分の幅なので、
明日の夜おそくには出来上がる可能性も。

いま接近中の台風で停電にならなければ、ですけれど(笑)。

こんなふうに、
マニュアルで、
刺しゅうのピースをつなげることができるようになると、
ものすごく自由な気分を味わえます。
どんどんつなげていけば、
いくらでも大きな刺しゅうを作ることができるのですから。
「田」型に並べていくには、
またべつのむずかしさを克服しなければなりませんが、
この 350mm の幅だって、
なかなかどうして、使い甲斐のあるサイズ。

「大きな刺しゅうを作ることができる」
そのことが「自由」ではないんだな。
「大きな刺しゅうはいつでも作れる。
 だからそのぶん、
 より質の高いフォトステッチを追求することができるぞ!」
そういう気分が、なにより「自由」です。

小さな枠サイズしかステッチできなかったミシンから、
大きな枠サイズの刺しゅうミシンに買い替えるときにも、
みなさん、
おなじような気分を味わっているのではないでしょうか。




刺しゅうだけの画像だと、
大きさのイメージがわかないですね。

こーんな感じで、
brother PR1000e を動かしています。




刺しゅうPRO:ゴッホ「星月夜」3日目!



brother PR1000e による、
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」。
作成開始から3日目です。

357,687針、1,248分、縫い終えたところ。

刺しゅう枠に取り付けたままなので、
写真では不格好ですが、順調です(笑)。

brother PR1000e には、
ジャンボ枠を使うさいに、
内蔵カメラで自動的にピースを合わせてくれる機能があります。
今回はジャンボ枠を越えるサイズのフォトステッチを、
3つのピースを組み合わせて完成させます。
なので、
自動ではなく、
「手動」で位置合わせをしてピースをつなげていきます。




つなげてみました。

刺しゅうの途中なので、
つなぎ目がどこかはわかります。
が、模様そのものはきれいにつながっていますよね。
合わせ目がずれていません。

赤いラインは、
刺しゅうPRO で分割データを作ると自動で設定される基準線。
brother PR1000e なら内蔵カメラで、
brother PR655e なら内蔵レーザーポインタで、
この線を正確にトレースすればいい。

特別な方法を使っているのではなく、
刺しゅうPRObrother PR1000e の取扱説明書どおりに、
ていねいにおこなえば、
こういうこと、できるんです。

ただ、
「どんなふうにていねいにおこなうか」というのは、
作業する方々、意識に差があります。

「ピースがうまくつながらない」
そういう方の作業を見せていただくと、
「だいたいこのくらいで OK だろう」と、
刺しゅう枠のセットから刺しゅう位置の決定までが、
みなさん、たいへん大雑把(笑)。
「大雑把」は大隅ブラザーも得意ですが、
「垂直水平を慎重に出す」ということに注意するだけでも、
つながりぐあいは変わってきます。

慣れてない方だと、
刺しゅう枠のセットと刺しゅう位置の決定に、
1時間くらいかかるかもしれません。
でも、完成まで40時間以上かかる刺しゅうです。
むしろそのくらい慎重におこなうほうがいい。

結果はきちんと返ってきます。




刺しゅうPRO:ゴッホ「星月夜」2日目!



大切な方の形見で引き受けてきたという、
brother Compal DX の調整に。
そして、
すてきな生徒もすばらしい先生も美しい環境もあるのに、
少子化のため今年で廃校になってしまう、
中学校の家庭科用ミシンを修理しに。

どちらの仕事も、
あいまにすてきな話を聞けたのですが、
今日は一日、なんだか切ない大隅ブラザーでした。

     *     *     *

brother PR1000e による、
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」。
作成開始、2日目です。

235,598針、821分、縫い終えたところ。

どうでしょう。
悪くない感じで仕上がっているのでは?
ということで、
このまま続行しようと思います。

刺しゅうPRO のプレビューよりもいい出来じゃん!」
そんなふうに思えるようになるのは、
やはりこのくらいの大きさのフォトステッチから。

写真刺しゅうは、
家庭用ミシンの刺しゅう枠サイズのほうが、
じつはむずかしいのです。
糸の太さと走りピッチという制限が、どうしても、あるので。

ただ、個人的には、
家庭用ミシンの刺しゅう枠サイズで、
「ああでもない、こうでもない」と苦心惨憺した日々が、
いまにつながっているなあ、と感じます。

「蓄積されたデータ」というよりも、
なんというのかなあ、
皮膚感覚が鍛えられたというのかな。

ミシンを壊しかねないいきおいで刺しゅうしまくる経験は、
もしかしたら、
PR シリーズより家庭用ミシンで積んだほうがいいのかも。
ミシンの価格を考慮するなら、です(笑)。



刺しゅうPRO:ただいま刺しゅう中!



brother PR1000e による、
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」。
作成開始、初日です。

113,687針、467分、縫い終えたところ。
あれ、なんだかんだで、
8時間近く、刺しゅうミシン、動かしてたのか。

全39色中30色を終えているのですが、
まだまだ油彩画の下書きって感じですよね。

これに濃い青が入ってきたときにどうなるか。
刺しゅうPRO NEXT のプレビューで、
さんざん確認しているのですが、
フォトステッチは作ってみないとわからない。
そこがむずかしいところであり、
なによりおもしろいところです。

明日は brother PR1000e をあまり動かせないのですが、
この面だけでも終えておきたい。
そうすれば全体の雰囲気が見通せます。

6時間あればできそうなのですが、さて。




刺しゅう用接着芯の基本的な使い方



2ヶ月以上前に作った刺しゅうデータですが、
brother PR1000e にて、ようやく縫製にこぎつけました(笑)。

フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」です。

     *     *     *

「刺しゅうがいまひとつきれいにできないなあ」
刺しゅうミシンユーザーでそう悩まれている方、少なくないです。
「技術的な到達度の差」というのももちろんありますが、
「仕材の使い方がまちがっている、もしくは我流のままである」
そういう場合も、じつは、多く見受けられる。

brother の刺しゅうミシンをお持ちの方は、
brother 純正の刺しゅう用接着芯を使ったことがあると思います。
そのなかに取扱説明書がついているの、ごぞんじですか。

「刺しゅう枠の正しいセットのしかた」とともに、
「刺しゅう用接着芯の使い方」が解説されています。

     *     *     *

刺しゅう用接着芯の使い方



基本的な刺しゅう用接着芯の使い方
a) 枠よりも大きく切った刺しゅう用接着芯を
  刺しゅうされる布の裏側にアイロンで接着します。
  注意:刺しゅう用接着芯の光沢のある面が接着面ですので、
     その面を布に当てて接着してください。
b) 布を刺しゅう用接着芯と共に刺しゅう枠にセットします。
c) 刺しゅう終了時、
  余分な刺しゅう用接着芯を破って取り除いてください。



以下のような特殊な布地に刺しゅうするときは、
下記を参照ください。


【A】伸縮性の高い布地……Tシャツ、トレーナー等
a) 布の裏面に刺しゅう用接着芯をアイロン接着します。
b) さらに刺しゅう枠にセットされた布の表面に、
  刺しゅう用接着芯を置いて刺しゅうすることで、
  より布地の伸縮が防止され、
  きれいな仕上がりを得る事ができます。

【B】毛羽だった布地……タオル等
a) 布の裏面に刺しゅう用接着芯をアイロン接着します。
  布の裏面も毛羽だっている場合、
  刺しゅう後刺しゅう用接着芯を取り除く際、
  布を傷つけないように、
  刺しゅう用接着芯をアイロン接着せず、
  布だけを刺しゅう枠にセットし、
  布とミシンテーブルの間に挿入してください。
b) さらに刺しゅう枠にセットされた布の表面に、
  刺しゅう用接着芯を置いて刺しゅうする事で、
  縫い目の間から布地が飛び出す事が防止され、
  きれいな仕上がりを得る事ができます。

【C】非常に薄い布地……ローン等
a) 非常に薄い布地に接着する際は、
  この刺しゅう用接着芯を使用しますと、
  たとえ布に接着されていなくとも、
  刺しゅう後取り除く事が困難(布を傷つける)な為、
  代わりにコピー用紙かトレーシングペーパーを使う事を、
  お勧めいたします。

     *     *     *

こうしたことを知らずに刺しゅうに悩んでいる方も多い。
もちろん、
ミシン刺しゅうのコツは「これだけ」ではありません。
もっと便利な仕材もありますし、
仕事で刺しゅうをされている方は、
より業務に特化した、
上記とはまったくちがう方法を取っていたりもする。
それでも、
こうした基本を忠実に守ってステッチをおこなうだけで、
仕上がりが目に見えて美しくなることも、また多い。

まずは「基本」を試してみてください。
「応用」はそのあとで。








準備 OK!



brother PR1000e の釜まわりの調整を終えました。

さあ、新しいことに挑戦しましょう。




今日の修理:brother Nouvelle MD TA635



今日の修理は、鹿屋市田崎町のお客さまのミシン。
brother Nouvelle MD TA635 です。

「急に動かなくなってしまいました」
とご連絡いただきました。
「フットコントローラーのジャックが、
 ゆるゆるになってしまったんですけど、
 それと関係ありますか」
観察力のあるお客さまです。
的確な指摘、まさにビンゴ!です。

ジャックを受ける部品がダメになってしまったため、
ミシンが、
「ちゃんとフットコントローラーがついてませんよ!」
そう教えてくれていました。

このジャック受け部品はプラスチックも使われているため、
経年劣化で割れてしまうことがあります。

brother Nouvelle が動かなくなって、
フットコントローラージャックがゆるーくなっているときは、
原因としてこの部品の破損が考えられる。

ぎゃくにいうと、
こういうところくらいしか壊れない。
頑強な職業用ミシンならでは、です。




故障部分が明らかでも、
それ以外の部分のチェックはもちろんおこないます。

カバーをあちこち外して確認しましたが、
ていねいに使っていただけているの、わかります。
おまえさん、しあわせものだなあ。
日常的な点検や清掃が完璧におこなわれているミシンでした。

お仕事で使われているミシンとのことですが、
こういうミシンを見せていただくと、
ちょっと感動、しますよね。




桜島、どーん



垂水市にて。

風向きが「垂水・鹿屋方面」ということが多くなると、
「夏が終わったなあ」と感じます。

毎朝、
車にどのくらい火山灰が積もっているかを確認してから、
仕事です。