Mac で「刺しゅうデータ」は扱えますか?



大隅ブラザーのウェブサイト&ウェブログ。
アクセスしてくる検索キーワードで目立つもののひとつは、
「Mac」と「刺しゅうPRO」の組み合わせ。
こんな記事も書いていますが、
刺しゅうPRO(プロ)をMacで使おう!
直接、メールや電話での問い合わせも多いです。

仮想環境だとか Boot Camp を使って、
Mac に Windows をインストールすれば、
「刺しゅうPRO」、問題なく使えるとしても、
万が一、使えない状況に陥らないとは限らないですもんね。
「刺しゅうPRO」はあくまで Windows 用のソフト。
メーカーである brother 側からすると、
「オッケーですよ、使えます!」とは断言しにくいよね、きっと。

インストールに失敗していたり、
古くてスペックのきびしいコンピュータだったり、
ウイルスに感染!していたり、
OS そのものが不調だったりして、
対応する Windows コンピュータを使っていても、
「あれ、うまく使えない?」
なんてこと、ありますもんね。

だから、これはしかたがない。
取扱店レベルで対応していけばいいのです。

本日はこんな問い合わせがありました。

brother FM1100 の購入を検討されているお客さまです。

友人が brother CR1000 と「刺しゅうPRO」を使って、
オリジナルの刺しゅうを作っている。
私は Mac ユーザーだけれども、
友人の作った刺しゅうデータをメールでもらって、
USBメモリにコピーして、FM1100 で刺しゅうさせたい。
「刺しゅうPRO」なしで Mac だけでできますか?

というご質問です。

大隅ブラザーは Windows と Mac の混在環境。
刺しゅうデータそのものは Mac OS 上で管理しています。
なので「問題ないですよ」とお答えいたしました。

刺しゅうデータのやりとりだけなら、
ほかのファイルのやりとりと一緒なので、
「コピー」したり「複製」したり「ファイル名を変える」等々、
なんの問題もありません。
Mac でも(そしてどんな OS でも)できちゃいます。

ただ、たとえば、
拡張子が「.pes」のファイルは、
刺しゅうデータを扱えるソフトで開くことはできますが、
Mac で刺しゅうデータを開いたり編集することのできるソフトは、
よーく調べたらあるのかもしれないけれど、
実質的には「ない」と考えたほうがいい。
なので「開く」(確認・編集)はできないのです。

これは Windows でも同じこと。
対応するアプリケーションがなければ開けない。
プレビューすることもできない。

友人の作った刺しゅうデータをもらって、
それをそのまま刺しゅうする、ということは Mac があればできる。
けれど「データをちょっと加工しなおして」刺しゅうしたい。
そういうことはできないのです。
Mac に Windows を載せて「刺しゅうPRO」をインストールする必要がある。

このへんのところがね。
「Mac で刺しゅうミシンを自在に活用したい」
そう考えたときのネックになります。

Mac で「刺しゅうPRO」を使っているのは、
大隅ブラザーだけでは、もちろんありません。
全国に何人いるのかは知りませんが確実にいるし(いるよね???)、
そういう方たちがもっと増えてくれるといいなあ、と思います。
そういう方たちのお力になりたい。
微力ではありますけれども。

そういえば、ちょっと話はちがうけれど、
いまなら iPhone や iPad 用のアプリがあるといいなあ、と思います。
スマートフォンで描いた絵や文字、撮った写真を、
そのまま画面上で編集して、
直接、刺しゅうミシンに転送できる。
なんてのは、ああ、すんごくステキです。

メーカーのほうで検討したり・開発したりしてるんじゃないかと、
根拠なく妄想しているのですが。

そういうの、作ってくれません?
brother さん。







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