ロックミシン「針折れ」の原因は?




「ロックミシン、針を交換してもすぐに折れちゃうのよね」
とお客さまからのご相談がありましたので、
本日、ご自宅に訪問させていただきました。

ロックミシンの「針折れ」については、
ちょくちょくご相談を受けることがあります。

「ロックミシン、しまいこんじゃった」と耳にしたので、
「お使いにならないんですか?」とお訊ねすると、
「針が折れるので怖くて使わなくなった」
なんて話を聞くことも。
おお、なんともったいない!

baby lock のウェブサイトによると、

Q 針が折れる
A 考えられる原因
【1】針が針板や押え金にぶつかっていないか確認してください。
【2】針の取り付け方が間違っていないか確認してください。
【3】針が曲がったり、変形、磨耗していないか確認してください。
【4】布を無理に引っ張ったりしていないか確認してください。
   手は軽く添える程度にしてください。

となっています。

このようにいろんな理由が考えられますが、
まず確認していただきたいのは、
「針の取り付けをちゃんとおこなっているかどうか」です。

baby lock BL69WJ に代表される2本針のロックミシンは、
針の交換のとき、狭くて、取り付けが甘くなってしまいがち。
針をしっかり奥に入れた状態で針留めネジをしめましょう。

「交換しても交換してもすぐに折れちゃう」という場合は、
この可能性があります。
針の取りつけ方を再確認してみてください。

針が曲がっている場合ももちろん折れやすい。
ですが、
折れたあとだと「曲がっていたかどうか」が確認できませんし、
「新しい針に交換しても折れてしまう」原因とはなりません。

本日、件のお客さまも、
針の取り付け不良が原因でした。

もちろん、
針板の変形や針棒のタイミングがおかしくなっている等々、
本格的な修理が必要な場合もあります。

上記をチェックして改善しないときは、
当店をはじめ、ぜひお近くのミシン屋にご相談くださいね!