大隅ブラザー流 フォトステッチ講習です



本日は、
おふたりのすてきなお客さまに、
当店のフォトステッチ講習に参加していただきました。
沖縄から、飛行機で、はるばる陸の孤島・鹿屋まで。

お仕事で brother PR650e + 刺しゅうPRO NEXT にふれて、
ミシン刺しゅうに開眼。
それまで「ミシンなんて使ったことなかった」とのことですが、
まったくの独学で作ってきた作品を見せていただくと、
そのレベルの高いことに驚愕、です。

よくまあ、
ミシンとソフトの取扱説明書だけでここまで……。

考えて、試作して、失敗しては、また考えて作り続ける。

「ミシンの使い方もわからないうちに、
 いきなり野球のグローブを渡されて、
 刺しゅうしろ、って云われたことがありまして……」

そんなエピソードの顛末にみなで笑いながらも、
大隅ブラザー、感動して、じつは、ちょっとうるうるしてました。

でも、そうなんだよね。
みんな、そうやって身につけていくのです。

写真刺しゅうの講習は、
まず、刺しゅうPRO の基本的な使い方を復習していただきます。
押さえるべきポイントを押さえるだけでも、
刺しゅうの質は格段に上がります。

そして、メインとなる Photoshop との連携。
刺しゅうPRO によるフォトステッチには、
欠くことのできない Photoshop ですが、
ロゴやワンポイント刺しゅうデータを作るさいにも、
じつは、とてつもないパワーを発揮します。

たとえば、いままで、
「使い物にならないなあ」
そんなふうに感じていた(でしょ?)「デザインセンター」が、
とたんに「夢のツール」に変わる。

ミシン業界の方と話をしていると、
「お客さまに Photoshop をおすすめするのは気が引ける。
 Photoshop を使わないで、
 もっと簡単に写真を刺しゅうできる方法はありませんか?」
そんなふうに訊ねられることがあります。

まあ、わからなくもない。
自分が使えないものを、
お客さまに「便利ですよ」と、
おすすめするわけにはいかないですもんね。

しかし、Photoshop「使いこなす」必要なんてないんです。
そんな人は、どこにもいない。
大切な機能をいくつか使うことができさえすればいい。

フォトステッチのためだけに導入する。
それだけでじゅうぶんもとは取れるのですが、
それ以外の刺しゅうデータの作成が、
とてつもなくラクにきれいにできるようになる。
そのへんがわかっていれば、ね。
「気が引ける」なんて云わないですむと思うのです。

「オートパンチやマニュアルパンチを使いこなしてから、
 いつか、フォトステッチを……」
そんなふうに考える方も多いのですが、
大隅ブラザーは、まったく逆方向からのアプローチで、
お客さまに刺しゅうデータ作りに取り組んでいただきます。

「まずは、フォトステッチから!」
大隅ブラザー流 刺しゅうPRO 攻略メソッドです。

という感じで、
技術と根性と柔軟さのあるお客さまに刺激を受けて、
初回からディープな講習になりましたが、
大隅ブラザーの講習は、たいてい、いつもそうです(笑)。

来月は、
こんどは、
沖縄でフォトステッチ講習をおこなうことが決まっています。

というわけで、
フォトステッチの世界をさらにおもしろいものにすべく、
虎視眈々、腕まくり舌なめずりで、
新しいことたのしいことを考えているところです。

乞うご期待。