アップグレード版 刺しゅうPRO 10 の再インストール



名古屋出張以来、MacBook Pro の調子がたいへん悪くなりました。

使い始めてそろそろ4年目、というまだまだ使いたい代物ですが、
日々、持ち歩いては落としたり転がしたり飲み物をかけちゃったりしています。

というわけで、
こういうときまずは OS のクリーンインストール。
コンピュータの中身をごそっと消去してまっさらな状態に作り直してから、
使っているアプリやデータをあらためて入れなおす方法です。
時間も手間もかかりますが、
調子の悪いコンピュータにはこれがいちばん効きますので。

大隅ブラザーは、
Mac OS 上の仮想環境 VMWare Fusion に入れた Windows に、
刺しゅうソフトをインストールして使っています。
刺しゅうソフトが Windows 版しかないためのなのですが、
Windows そのもののバックアップが簡単に取れるので、
これはこれでたいへん便利なのです。

Windows 用にコンピュータをもう1台、なんてよりスマートですもんね。




解像度を変更すればここまで作業スペースを広げて使うことができます。
メニューバーの小ささにご注目!

いや、実際はこんな表示でデータ作ることはしませんけれども。

そういえば、
先日の名古屋での brother 主催の刺しゅう合宿には、
50名近い参加があったようですが、
ちらりと確認したところ Mac を持ち込んでいるのは当店だけだったな。

Mac で刺しゅうソフトを動かしているミシン専門店、少ないぞ。
Mac で刺しゅうPRO を使いたい!という方は、
遠慮なく当店にご相談あれ。

バックアップだの再インストールだの、
これまで使っていたのとほぼ同等のコンピュータ環境を整えるまで、
なんだかんだでまるまる4日かかりましたが、
おかげで MacBook Pro は快調になりました。
年末、ばりばり仕事ができそうです。

そうそう。
今回、気になっていたのは刺しゅうPRO 10 の再インストール。

刺しゅうPRO 10 から、
認証の方法がカードライターから USB のソフトウェアキーへと変更になりました。
アップグレード版の刺しゅうPRO 10 を使っている場合、
新しいコンピュータへのインストールには、
以前の刺しゅうPRO NEXT のインストール CD やカードライターが必要なのかな。
それはちょっとめんどくさいぞ、と思っていたんです。

杞憂でしたよ。
刺しゅうPRO 10 のソフトウェアキーさえあれば、
すんなりと新しい環境の Windows にインストールできます。

これはたぶん、
最初にアップグレード版をインストールしたときに、
カードライターとソフトウェアキーのシリアルの統合が、
ネットワークを通じて行われていたからでしょうね。

なので、
買いかえたばかりの新しいコンピュータに、
刺しゅうPRO 10 をアップグレード版でインストールする、なんて場合、
まず、これまで使っていたコンピュータでアップデートしておくといい。
そのひと手間で、あとの作業がぐんとラクになります。

JANOME Digitizer MBX や brother ネームPRO あたりは、
インストールに CD を使うのですが、
刺しゅうPRO はソフトウェアキーだけで OK 。
システムやアプリの再インストールなんて、
そうそうおこなうことではないのかもしれませんが、
こういった簡易さも大隅ブラザーには魅力に感じます、刺しゅうPRO 10 。




なお、
VMWare Fusion 等、仮想環境を使っている場合、
Windows をインストールして更新プログラムを適応したのち、
刺しゅうソフトをインストールしたら、
使い始める前に「スナップショット」を取っておくとよいのです。

Windows を使い続けていると、
「まっさらな環境に戻したい!」という時期がかならずきます。
スナップショットを取っておくとこれがワンクリックで可能なんですね。
大隅ブラザーもこの機能になんども助けられています。
スナップショット、オススメです。