今日の修理 SINGER S1000EX



今日の修理は、SINGER S1000EX。

「うまく縫えなくなってしまった!」との持ち込みです。

内釜にたくさんの傷がついている。
これは交換すればいいでしょう。
タイミングも、調整。
あとは内部を清掃しさえすれば問題なさそうです。

と当初は思ったのですが、
これがなんと、まったく縫えない!

下糸を引き上げようとするだけで、
内釜が持ち上がってズレてしまいます。
こんな状態ではまともに縫うことはできません。

ところが、これ、どうにも原因がわからない。

メーカーに相談し、検証を重ねてみた結果、
鉄板と内釜、正規ではないものがついていることが判明。
以前に修理を手がけたミシン屋か???
似ているけれども、合っていない部品を使って修理したみたい。
おなじように見える部品ですが、
よく見ると、肝心な部分の形状がちがっています。

きちんとした部品と交換することで、
このミシン、しっかり動くようになりました!