今日の修理:brother Innovis C51



今日の修理は、brother Innovis C51。
鹿屋市西原のお客さまのミシンです。

brother Innovis C51 というのは、
糸カセット式のミシン。
ワンタッチで針穴まで糸が通る!という便利な機構を持っています。
brother Innovis 4000 にも発展的に搭載されているこの機構、
じつは、なかなか繊細。
今回は糸通しフックがこんなぐあいに↑ぽろりと取れてしまっています。





分解!です。
購入して五年ほどたっているミシンなので、
外れていた糸通しフックを取りつけるだけではなく、
ほかに調子が悪いところがないか、
ひとつひとつチェックしていきます。

外釜と針が思いっきりこすれていました。
ここは「触れていそうで触れていない」という、
微妙な位置であるべきところ。
これは針棒の傾きで調整します。

縫ってみると、下糸の調子が強い。
できるだけ標準の状態で上下糸のバランスがとれるよう、調整です。





釜のまわりに埃がいっぱい。
これは、たくさん使っているミシンだからこそ。
でも、これも放置しておくと不具合やサビの原因になります。
掃除機とエアダスターを使って、しっかり掃除!いたしました。

必要な部分に注油やグリスアップをしっかりおこなっているので、
「縫い味」がよくなったと感じてもらえるのでは。
大切なミシン。
これからもどんどん使ってあげてくださいね!