今日の修理:brother Innovis S500



肝属郡串良町のお客さまから、SOS の連絡をいただきました。
brother Innovis S500 をご購入いただいて、
ばりばり!使っておられる方なのですが、
エラーメッセージが出て「まったく動かなくなってしまった」とのこと。

へえ、あの優等生くん Innovis S500 が?

あわててかけてつけてみると、
プーリーが微動だにしません。
スタートボタンを押すと、モーターががんばる音はするのですが、
動かせずにストップしてしまう。

ミシン内部をのぞいてみると、
針棒を上下させるクランクロッドに糸がぎっしりからまっています。
見ていただいたお客さまもびっくりしておられました。
緊縛のクランクロッドです。

当店で販売したミシンはそうでもないのですが、
修理で持ち込まれるミシン、
ここに糸が絡んでいるものを見かけること、多いですね。

ここに糸がからまる原因はなんでしょう?

上糸通しが正しくおこなわれていない場合。
もしくは、
縫っている途中で糸が切れ、そのままミシンを動かし続けた場合、
こういう状態に陥りそうです。

ちゃんと縫えない状態でミシンを動かし続けない。
ミシン以外の機械でもそうですが、注意する必要がありそうです。

でも、動かしちゃうんだよねー(笑)。

ミシンではないのですが、わたしもよくやっちゃいます。
「あれ? あれ?」と首を傾げながら、
事態をどんどん悪くなるほうに、向けちゃう。
気をつけなければいけませんね、はい。

今回の Innovis S500 は、
からんでいた糸をていねいに取り除くことで快適な状態に戻りました。
よかった、よかった。