先入観に気をつけろ



先週、鹿屋市横山町のお客さまから連絡がありました。

brother Innovis D400J を使っていただいているのですが、
「刺しゅう機が突然動かなくなってしまった!」とのこと。

飛んでいくと、たしかに動かない。
ミシン本体の電源を入れる際、
取りつけた刺しゅう機は原点復帰するために、
「じゃーこ、じゃーこ」と動くのですが、
その時点でエラー表示が出てしまう。

その場でメーカーの方に連絡を取ってみると、
「パルスモーターが原因かもしれませんね」という話。
「それしかないだろ」という雰囲気だったので、
とりあえず持ち帰りました。

修理部品を取り寄せるより、
メーカーに送ったほうが作業日数が短いだろう。
そう判断してメーカーに送ったのですが、
修理されて戻ってきた刺しゅう機を受け取ると、
修理明細書には「木片が入っていましたよ」との記載。

パルスモーターの不具合ではなかったんですね。

刺しゅう機の隙間から、
お子さんがちょっとイタズラしてしまったみたい。
お母さんの大切なミシン。
興味があったんですね、きっと。

とまあ、この件は「一件落着」なのですが、
いま思うのは、
「刺しゅう機、その場で開けてさえいればなあ」です。

こういう「異物混入」、
はじめての事例だったとはいえ、
先入観にとらわれていなければ、
もっと早く修理は完了していたわけですからね。

ぐぬぬ。
まだまだ修行が足りませぬ。




今日の修理は、肝属郡肝付町のお客さまのミシン。
baby lock BL68W です。
こちらは分解しての大清掃。

肝属郡錦江町のお客さまの修理依頼は、
brother LM700 でした。
糸通し機が脱落してました。

鹿屋市串良町のお客さまのミシンは、
brother B149 です。
「下糸が巻けない〜」との依頼。

霧島市国分中央のお客さまの依頼は、
brother の編機 KH-395 です。
「キャリッジに針があたって編めない〜」とのご連絡。

鹿屋市寿町のジーンズ屋さんからの依頼は、
brother EXEDRA DB2-B736-5 という業務用ミシンの修理。
針板のキズのせいで、送り不良→目とび&糸切れという状態でした。

てな感じで、今日は修理に追われた、一日。