今日の修理:brother Nouvelle Special(M727)



今日の修理は、志布志市志布志町のお客さまのミシン。
brother Nouvelle Special(M727)です。

「縫えなくなった」というのではないのですが、
天秤に糸がからみ、釜軸に糸がからみ、
どこもかしこも古い油でべたついています。

「買ってこのかた、点検したことがないんです」とのこと。
そりゃあ、汚れもするわなあ。
そう思うのですが、しかし、そのわりには動作に問題がない。

「直線しか縫えなくていいんです」というお客さまのなかには、
よく安いだけのミシンを購入される方がいらっしゃいますが、
こういう職業用ミシンを選択肢に入れてみてほしいですね。

「職業用」というと、
「プロが使うんだから私には関係ないわ」って感じがしちゃいますが、
昔の足踏みミシンって、じつはこのくらいのクラスのミシンなんです。

「カーネーション」の糸子さんみたいに、
だだだだだ、と気持ちよく縫いを楽しんでみたい方は、
ぜひ検討してみてください。
直線専用ということもあって、
価格も「ぜったい手が出ない〜」なんて感じじゃなかったりするんです。

3日かけて清掃と調整をさせていただきましたが、
このミシンねえ、すんごくいい音で縫えるんですよ。

ほかのミシンでは聞くことのない、
独特の「コトコトコトコト……」って響きが気持ちよくて、
しばらく試し縫いを楽しんじゃいました。