brother Innovis VF1:しっかり布を送るため



brother Innovis VF1 の「いいなあ〜」と思うところはたくさんあります。

たとえば、この電源コード。

Innovis 4000 や 5000 とちがって、
コードリールじゃない形になりました。
カタログには載らないような地味な変更点ですが、
「使われずに押し入れや物置にしまわれてしまう。
 そんなミシンではないのです」
開発者のそんな「決意表明」が、
大隅ブラザーには聞こえてくる気がするのです。

電源なんてつないだまま、がんがん使ってくださいね。




送り歯が長くなりました。
たった2歯分、されど2歯分。




そのぶん、押さえも長くなりました。

上が brother Innovis VF1 用。
下が従来のミシンの押さえです。

この写真だとわかりにくのですが、
押さえ前端の傾斜がゆるやかになっている。
ここが段縫い時に効果を発揮します。

とにかくしっかり布を送ること。

brother Innovis VF1、徹底してそこを追求しています。




うわさの「デュアルフィード」。




通常の押さえと交換してミシンに取りつけます。
モーターが内蔵されているので、こんな形。




黒いのはゴムのローラーです。
いわゆる「キャタピラー」ですね。
キャタピラーというのはキャタピラー社の登録商標なので、
一般名の「クローラー」を使わなければいけないのですが。

ミシンの動きに連動して、
モーターがこのゴムローラーをまわして布を送ってくれる。

下からも、上からも。

高いレベルの刺しゅう機能もそうですが、
このミシンがまず「キルターさんに受け入れられた」という話、
なるほどな、と感じますね。



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