刺しゅうPRO:フォトステッチし直しのタント



刺しゅうPRO NEXT & brother PR1000e による、
ダイハツ タント のフォトステッチ。
やり直して、半分、縫い上がりました。

どうでしょう?
今回は気をつけたので縫いずれはありませんよ。
えへん。

ちなみに、
初回の刺しゅうデータとどんなところを変えてみたのか。
比較してみましょう。




これが、そのときの刺しゅう。

くらべてみると、
前回のほうがウィンドウの透明度が高いのがわかります。
ガラス越しの内部を表現したくて、
あえてそういう調整をしました。
繊細な表現になっていますが、
そのぶんちょっと神経質な刺しゅうになっているともいえる。

実際の車のウィンドウはすこしスモークっぽい。
なので、刺しゅうデータもそうなるように再調整。

車体の色味は、
前回のほうが「コットンアイボリー」なのですが、
私の記憶色的には、
もうすこし濃いほうが「らしい」感じがするで、そのように。
タントの丸みのあるやわらかさは、
このほうが出るんじゃないかな、と。

まだ全体を刺しゅうし終えてないので、
うまくいくかどうかはわかりませんが。

こんなふうに、
なんども作りなおしてみることができるのが、
ミシン刺しゅうのおもしろさ。
ハンドステッチのよさもすごさもありますが、
気楽に「よっしゃ、作り直しだ!」と思えるのは、
刺しゅうPRO NEXT とミシンがあってこそ。

大きいサイズを作るようになってからは、
「気楽に」とはだんだんいかなくなってきていますが、
新しい刺しゅうにどんどんとりかかるより、
こんなふうに、
同じモチーフをなんども作り直してみることのほうが、
じつはたいへん勉強になります。
「刺しゅう感覚が身に染みてくる」というのかな。

そのためにも好きな題材を選ぶといいのです。

あと半面、9時間かけてステッチです。