ボタン電池みたいなバネの話



「下糸がきれいに巻けない」というときは、
この部分に糸がしっかりかかってないことが多い。
糸をきっちりかけてあげてください。
あと「早い速度で巻く」ですね。
上記を守ればたいていきれいにボビンに巻けます。

電話でお問い合わせいただくことがありますが、
じつはこの部分、
お客さまにお伝えするのがむずかしいこともある。

「糸巻き案内」なんて名前がついていたりするこの部品。
たいていの場合「丸いバネみたいなところ」で通じます。

が、
「これはミシンの故障だ」
「このミシンは不良品ではないか」
そんなふうに思い込んでいるお客さまだと、
「見えているのに見えてない」状態に陥ってしまうことも。

そういう場合、深呼吸をひとつしていただいて、
あらためて糸かけを試してもらうと、
うまくいくことが多いです。

先日、
この部分を「ボタン電池みたいなバネ」とお伝えしたところ、
「ああ、これね!」とすぐにわかっていただきました。
お客さまにもよると思いますが、
電話での応対のとき、
このたとえは使えるな、と思いましたよ。