今日の刺しゅう:続 鹿屋中央高校 校章



CD-R なんてものをひさしぶりに買った大隅ブラザーです。

1枚しか必要ないのですが、
TDK の 10枚パックなんて選んじゃいました。
なんとなく、これを使い切ることはない気がします。

買った最後の CD-R 。
そんな感じになるんじゃないかな。

     *     *     *

昨日に引き続き、
鹿屋中央高校レスリング部関係の刺しゅうデータを。

刺しゅうPRO NEXT でぽつりぽつりと作り、
brother PR1000e で試し縫いをくりかえしています。

比較のためにフリスクのケースを置いてみました。
校章、小さなサイズです。

印刷物とはちがい、
刺しゅうには糸の太さと走りピッチという制限があります。
その制限をいかに避けるか。
もしくは、活用できるか。

試し縫いをしながら微調整していくのが、
おもしろいのです。

「刺しゅうPRO のプレビュー画面は大雑把すぎる」
なんて文句を聞いたことがありますが、
そうですか?
うまくいくときもそうでないときも、
画面どおりに刺しゅうしてくれる。

そのことに、
大隅ブラザーはいまでもびっくりすること、多いですよ。




シルエットのあるマークです。

タタミ縫いにしちゃえばこのくらいの面はきれいに埋まる。

……はずなのですが、
縫い角度と「縫いはじめ・縫い終わり」のポイントを、
うまく考えて作りましょう。
縫いずれが起きにくい。
そういう設定を探してみてください。

デフォルトのままの設定だと、
これも、ちょっと物足りないのです。

縫い縮みが最小限になるように、
糸密度はようすを見ながら上げていきます。

慣れてくると、
「このくらいだろうな」という目安がわかってきますよ。




長さ 180mm 。
家庭用刺しゅうミシンで縫うには、
なかなかの大型刺しゅうです。

文字のサテン縫いはきれいなんですが、
糸密度をデフォルトの設定値より上げる必要があったりして、
縫い縮みを誘発しがちです。
このくらいのサイズのステッチでも「縮み補正」を忘れずに。

手作りの刺しゅうデータがいいのは、
あとで修正や変更を入れられること。

刺しゅうに対してお客さまの目が肥えてくると、
「ああしたい、こうしたい」と思うようになってきます。
そのとき、
修正可能なデータであれば、
どんどん自分好みに改変していける。

刺しゅうデータを作るのに慣れてない方は、
いちからデータを作り上げなければならないと考えると、
技術的にも精神的にもハードルが高く感じられるでしょ。

まずは、
ミシンを購入されたお店に相談するといいのです。

ミシン屋さんは、
刺しゅう専門店の職人さんほどには作り込んでくれないかもしれない。
それは、ま、しかたがない。
それでも、
お客さまのほしい刺しゅうの「骨格」に近いところまでなら、
相談を受けながら、
データ作成をお手伝いできるミシン専門店も増えてきました。

遠慮なく「購入店に相談してみるべし」ですぞ。