ScanNCut でベルサイユのばら オスカル様



先日、Twitter にて、
こないだ実家帰ったら妹が作ってたやつ
というすてきなツイートを発見。

あ、これって brother ScanNCut(スキャンカット)の得意技じゃん!

そう思ったので、
さっそくカットしてみました。




原画は、
池田理代子『ベルサイユのバラ 大人の切り絵』を使います。

スキャン専用マットにはさんで、スキャン。

ダイレクトカットではなくカットデータを作成します。
これをそのまま切ってしまうと、
原画がずたずたになりますからね。




スキャンして作成したデータを、
あらためてカット。

今回は文房具店で買ってきた黒い模造紙を使ってます。

100円均一のお店で手に入る紙もありますね。
厚すぎても切りにくいし薄すぎると破れてしまう。
どういう紙がきれいに切れるか。

こういう切り絵に適した紙質を追求するためにも、
あれこれ試してみたいところです。




カット終了!




外側だけ外してみました。
お、いい感じ。




スパチュラ(へら)で、
カッティングマットから外していきます。
慎重に、慎重に。




おお、見よ。
きれいにカットされてますよ!




原画と比較してみます。

細かい剣の柄や襟の文様、
なんといっても目の中の星がなくなっていますね。

あの目のきらめきこそが、ベルばらの魂なのにっ!

ScanNCut はスキャン時の調整で、
「より細かく」読み取らせることができます。
そうすると今回カットされなかった、
「原画にあるのに飛ばされてしまった細かい部分」も、
しっかり認識されるようになる。
が、そうするとこんどはカット数が多くなりすぎて、
「保存できないよ〜」とアラートが出てしまう。

たしかに今回のカット、複雑だからなあ。

ソフトウェアのアップデートで対応できるのか、
次期モデルで改良されるのかはわかりませんが、
このへん、
もっと大きく複雑なカットデータを作れるようになるといいですね。

それでも、
現時点でこれだけカットできるのはなかなかのものだと思います。

「残りは自分でカッターの刃を入れて仕上げる!
オスカル様にいのちを吹き込むのは、この私っ!」

カッターを胸に抱いてそう誓う。
そういう気概のほうが個人的には好きです。




マリー・アントワネット様もカット。
こちらもきれいに切り抜けました。

     *     *     *

鹿児島県鹿屋市田淵町のお客さま。
このたびは brother SOLEIL 120E をお買い求めいただき、
ありがとうございます。
JUKI の刺しゅうミシンからの買い替えです。
刺しゅうも楽しめる使い勝手のいいミシンを、
ということで選んでいただきました。
これからどんなサポートができるのか。
当店も楽しみにしています。
使いやすいとはいえ、新しい高機能なミシン。
疑問に思ったことはどんどん訊ねてくださいね。

しかし、今回も、
「SOLEIL 120E を納品するのは決まって雨の日」
でした。
不思議ですね!