刺しゅうPRO:講習受講者の刺しゅうです



当店の刺しゅうPRO 講習を受けた方の刺しゅうを、
見せていただきました。

不思議な雰囲気ですね。




すべて3重縫いでできているシンプルな図案。
図案はシンプルですが、
これを一筆書きで仕上げるのはなかなかむずかしい。

面があれば走り糸を隠すテクもあるんですけどね。
ラインアートは意外とたいへん。




元画像を刺しゅう向きに単純化してしまう。
というのがよくある手ですし、実際、効果がある。

ですが、
できるだけ手書きの雰囲気を残そうとするなら、
こんなふうに、
複雑なラインを複雑なまま強引に線縫いしてしまうというのも、
おもしろいと思います。




お正月用オリジナル刺しゅうの完成です。

「さあ縫うぞ!」と意気込まれたところなのですが、
嗚呼、神は試練を与えたもうた。
お客さまの brother Innovis 4000 は、
当店で修理のため明日からお預かりとなってしまいました。

ミシンの整備をふだんからきちんとおこなっておくことは、
とても大事です。
刺しゅうの仕上がりをもちろん左右しますし、
「縫いたいときに縫えない」というのは、やはり、つらいよ。

年末の大掃除の時期でもあります。
時間がありましたら、
お使いのミシンの清掃と点検を、
ほんとに悪くなる前に、
ぜひぜひよろしくお願いいたします。