今日の修理は、
鹿児島県鹿屋市浜田町のお客さまのミシン、
JANOME EXCEL です。
模様ダイヤルの切替ができなくなり、
縫い目の長さ調節がきかなくなり、
返し縫いができなくなり、
……と時間をかけて徐々に調子が悪くなってきた、
表計算ソフトのような名前のミシンです。
それでもお客さま、我慢して使ってこられたのですが、
点検も整備もせずそのまま使用してきたのが災いして、
とうとう動かなくなってしまいました。
人間のからだとおなじですね。
早期発見、早期治療。
「そうすれば長いこと不便なまま使わずにすんだのに」
思わずお医者さんのような台詞がもれた大隅ブラザーです。
「固着」って放置したまま使い続けると、
「ただの油切れ」では済まなくなるのです。
過熱した金属部品が変形してしまい修理不可能、
なんてことも古いミシンではおこりえます。
しかし、今回は、運がよかった。
ばらして清掃してていねいに組み上げなおすと、
軽い音を立ててきれいに縫えるようになりました。
やったね。
