新型ミシンの技術講習会に参加してきました



今日は福岡県福岡市博多区にて、
brother の新しい家庭用ミシン、
COMPAL 700 / 900、
COMPAL 1500Q、
そして Innovis MX2500D の技術講習会に参加してきました。




こんな状態の新しいミシンを、
ばらばらに分解しながらその構造・特徴をおさえていきます。




スマートフォンで身近になった液晶タッチパネルの感度を試しながら。




ここ数年、brother の家庭用・刺しゅう用ミシンは、
大きく進化しています。

「性能が上がる」
「使いやすくなる」

それはつまり、
ミシンの内部構造が新しくなっているということ。

縫製の基本的な仕組みはすでに完成されているのですが、
技術はつねに前進しています。

これまでの整備テクニックを応用させつつ、
新しい機構には新しい整備方法で対応していかないといけません。

つねに勉強し続けなければ、
お客さまに自信を持っていいミシンをおすすめできないですもんね。
ミシン専門店はがんばってます。




前面のパネルを外したところ。

内部を知ることで新しいミシンの新しさを知る。




カタログには載っていないことばかりですが、
小さな改良点の積み重ねが、
大きな進化を支えています。




brother の新しいミシンは、
内部のユニット化が進められた印象ですね。




ボディパネルの接合面をチェック。

この「組み」を知っているのと知らないのとでは、
整備するときのストレスが大きくちがってくるのです。
わかってないと意外と手間取る。
これまでのモデルと変更点があるなら、なおさら。




背面パネルまで外したところ。

「ミシン=マシン」って感じですね。




ユニット化された下糸巻き機構。




タイミングベルトまわりにも力が入ってます。




上軸も下軸も。




底板をはずして寝かせたところ。

ちょっと惚れ惚れするようなフレームです。




ばらばら。
ユニット化で整備がしやすくなってるんじゃないかな。




針板の下に見慣れないブラシが。

これ、糸の流れをスムーズにするためのもの。




針棒機構まで残したフレーム。

ここまで分解したら、
こんどは組み上げていくことで内部構造をチェックしていきます。

分解そのものは講習の1/4ってところです。
ここから要所要所で調整を入れながら組んでいくので、
じつはこれからが、本番!

今回の講習であらためて、
brother COMPAL 700 / 900、
COMPAL 1500Q、
Innovis MX2500D のミシンとしての完成度を再確認。

お客さまに自信を持っておすすめしていきたいと思います。




密度の高い講習のあとに、
今回、きちんと講習に取り組んだかどうかをチェックする、
試験問題が準備されてました。

わお。