今日の修理:brother Innovis D400J



今日の修理は鹿児島県鹿児島市のお客さまの刺しゅうミシン。
brother Innovis D400J です。

「不精してついつい百均の針を使ってから、
 ミシンの調子が悪くなっちゃって」

ふむふむ。
一般的なミシン針に交換してもたしかに縫いがきれいじゃない。
針板を開けてみると、折れた針の先が釜のなかに何本も。
うむ、これではまともに縫えないね。
折れた針先が内釜まで傷をつけてしまってるもよう。

大隅ブラザーは昨年から、
「百均の針・糸・ボビンは使わない」キャンペーンをおこなっているのですが、
それだけで「縫えなくなっちゃいました〜」という、
お客さまからの SOS が劇的に減りました。

「それだけ効果があった」と同時に、
「質のあまり高くないものを使ってる方も多い」ということ。

ただ、これは地方都市の事情もある。
人口が減って洋裁仕材をあつかう店がどんどん減っているなか、
近くの店は百均のチェーン店しかない、という地域も増えています。
ネット通販だってだれもが利用できるわけじゃない。
「近くて安い」は、ついつい使ってしまう理由としてじゅうぶんです。

でもね、やっぱりよくないですわ。

「ミシンの調子を悪くして修理代がかかってしまう」
なんてのは、本末転倒。

蟷螂の斧と云われても、
大隅ブラザー、このキャンペーン、地道に続けていきますぞ。