刺しゅうPRO デザインセンターから「図形データ」として取り込む



おめでたい。

12月に入って命名刺しゅう額の注文がたいへん多い大隅ブラザーです。
大隅ブラザーは刺しゅう屋ではなくミシン専門店なのですけれども。

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「刺しゅうPRO 10 は NEXT からアップグレードする価値がありますか」
というご質問をたくさんいただきます。

むずかしいところです。

機能や使い勝手は大きくグレードアップされていますが、
ユーザーさんが普段どんな用途・どんな機能を使っているかによって、
答えは変わってくる。
「NEXT のままでも不自由してないし」
という方もなかにはおられるはず。
そういう方はムリしてアップグレードする必要はないと思います。

本日、刺しゅうPRO 講習で来店されたお客さまも、
「アップグレードするべきかどうか」悩んでおられました。
デザインセンターで輪郭線を作成して、
刺しゅうデータを作るのがお好きだというお客さま。

お、それならば!

刺しゅうPRO 10 の新機能。
「デザインセンターからの新しい取り込み形式」
を試していただきました。

刺しゅうPRO NEXT までは、
デザインセンターからレイアウトセンターへは、
ステッチデータとして取り込むことしかできませんでした。
しかし、刺しゅうPRO 10 は、
「ステッチデータとして取り込む」か、
「図形データとして取り込む」かが選択できるようになっています。

デザインセンターを多用される方は、このちがい、わかりますよね。

図形データとして取り込むことで、
変形や縫いの設定変更がレイアウトセンター上でできるようになったわけ。
で、開始点・終了点が設定できる!
これがいままでできなかったために、
「デザインセンターは使いたくない」という方もおられたほど、
地味だけど、でかい改善点なのです、これ、じつは。

刺しゅうデータの作成は、
レイアウトセンターがあればほぼすべてのことができてしまうのですが、
デザインセンター経由のデータ作成というオプションを好まれる方も多い。
パンフレットでもアナウンスされないほどさりげなくみえる改善点ですが、
デザインセンターの可能性を大きく広げる機能なのです。

こんなふうに、
いっけん小さくみえる機能向上をたくさん積み重ねたバージョンが、
刺しゅうPRO 10 だといえるのではないでしょうか。

試していただいたくだんのお客さまにも、
「これは、買います!」と即決、持ち帰りしていただきましたよ。

めでたしめでたし。