3つの設定を調整すれば ScanNCut うまくいきます



brother ScanNCut(スキャンカット)CM650W で、
因州和紙を切ってみました。
内蔵されている模様を 16cm 径にしてカット。
うむ、きれいに切れてます。

和紙だと硬い繊維筋がカットの邪魔をする場合もあって、
切るのに失敗される方もいるようです。

うまくきれいないからと刃をぐいぐい出してしまうと、
カッティングマットを傷つけてしまう。
消耗品とはいえマットもそれなりの値段はするので、
できれば長く使いたいところ。
「ScanNCut はむずかしい」
なんて悩まれているのを見ると「もったいない!」と思います。

ScanNCut できれいにカット、
消耗品を長持ちさせるコツは、
試し切りをくりかえしてオリジナルの設定を見つけておくこと。

     *     *     *

ScanNCut で設定できるのは、

・刃の繰り出し量
・カット速さ
・カット圧力

です。

試し切りの図形(まる・さんかく・しかく)を使って、

・カッティングマットを傷つけすぎない刃の繰り出し量を探す。
・カット速さは遅めに設定。
・刃の繰り出し量はじゅうぶんなのにカットできないラインが残る、
なんてときは圧力を徐々に上げていく。

こんな流れで「最適な設定値」を決めるのが大隅ブラザー流。
ほかの方法を実践している方もいると思いますので、
異論は、ええ、認めます(笑)。

ともあれ、
切りたいものを早くカットしたい!という気持ちをおさえて、
まずは自分流の設定を探しておくとよいのです。




繊維のある和紙でカット残りが出てしまう場合、
3番目「カット圧」の調整で「設定が決まる」ことが多い。
で、うまく切れたら、
当店は試し切りしたものにこんなふうにメモしています。

N(刃の繰り出し量):3.8
S(カット速さ):1
P(カット圧力):4

現物に記入してクリアファイルにでも入れておくといい。
これだけで「使えば使うほどカットがうまくなる」こと必定です。

ヒマなときに(いつもヒマだけどな)、
こういうサンプルを作りためているので、
大隅ブラザー、お客さまの前でデモするときも、
「うまく切れるだろうか」とイヤな汗をかかなくてすんでおります。

おすすめです。





ScanNCut CM650W も即納できます。
お問い合わせくださいね。