先月、関西でおこなったフォトステッチ講習の課題を、
当店の北海道のお客さまが「縫い上げましたよ!」と写真を送ってくれました。
毛並みのやわらかさが刺しゅうでしっかり表現されていますね。
当店とは異なるアプローチで刺しゅうされています。
「写真がそのまま刺しゅうになる」というのは、
フォトステッチのおもしろいところですが、
「写真をもとにいかに個性的な表現をするか」
そういう新しい段階に挑戦される方がすこしずつですが増えてきました。
この刺しゅうのお客さまは「直球勝負」の方なのですが、
「ストレートで勝負できる」ってのはじつはたいへんな個性なのではないかと思います。
フォトステッチはあるレベルに到達すると、
「刺しゅうを撮影したものより実際の刺しゅうのほうがきれい」という域になる。
このお客さまの刺しゅうも実物のほうがこの写真よりずっときれいなはずですよ。
「こんな作品ができました!」
当店に寄せられるこういう報告、いつもうれしくいただいてます。