昨日、福岡県飯塚市にて開催された、
JANOME(ジャノメ)の最新型刺しゅう機 MB-7 の内覧会に行ってきました。
まず、感じるのはそのコンパクトなサイズ!
7 針仕様でありながら、
brother PR655 と比較するなら、設置面積が8割ほどですんじゃいます。
本体重量も 23.2kg ということで PR655 より 14kg も軽い。
「海外での配送規格(UPS)内でパッケージを配達できること」
「ひとりで持ち運びができる」
ということを考えられて設計されているんですね。
目玉のひとつ、新しい帽子枠。
おもしろいですね!
こんなふうに潰してワンタッチ(いや、ツータッチか)で取り付けます。
帽子を平面上に潰して縫製する。
海外の家庭用刺しゅうミシンでは前例があるようですが、
業務用刺しゅう機に純正のオプションとして採用されたのはこれがはじめてなんじゃないかな。
従来のモデル NS-40 あたりだと、
「帽子に縫製できない小さな刺しゅう機」なんて云われることもありましたが、
MB-7 ではしっかり縫えるようになりました。
筒状の帽子枠がでないぶん、取り付け方法を工夫すれば、
かなりつばに寄せて刺しゅうすることも可能なようです。
MB-7 で採用された 1.4倍釜。
従来のボビンより 40% 多く下糸を巻けます。
主要な可動部分には、
焼結含油軸受けではなくボールベアリングを採用。
産業ロボットにも採用されているリニアモーションガイドで、
正確な枠移動を追求しているのだとか。
MB-7 は DB針(丸針)仕様。
メーカーさんは「マイクロエンブロイダリー」と呼んでいましたが、
より精緻な刺しゅう表現ができる刺しゅう機を目指しているようです。
5mm、6mm の日本語のフォントもきれいに縫製していました。
コンパクトながらパワフルな刺しゅう機という印象です。
このグレードは 8 針の TAJIMA 彩(SAI)という機種も出てきました。
「どの機種を選ぶか」でもっとも悩ましい(楽しい!)クラスになってきましたね。