今日の修理:SINGER fitline-6200



今日の修理は、SINGER fitline-6200 。
肝属郡肝付町のお客さまのミシンです。

電源も入るし、モーターも唸る。
しかし、とにかくプーリーが重いっ!
まったく動かなくなってしまっています。

内部が油切れをおこしているのと、
同時に、古い油&グリスで固着しているのが原因でした。

分解して清掃と注油。
すると、あらびっくり。
するすると縫えるようになりました。

よかったねえ。

もっとも、
「油を注せば動くようになるんだ!」
と、やみくもに注油してはいけません。

その前に、まず「ほこりを取る」こと。
ほこりまみれのまま油を注すと、
ますますミシンの具合が悪くなることも。

最近のミシンはコンピュータ基盤が内部のあちこちに入っているので、
これに油がまわらないよう注意も必要。

自信がない場合は、
掃除機やブラシを使ってほこりを取り除くだけにすること。
そして、たまーにでいいので、
かかりつけのミシン屋にメンテナンスを頼んでみてください。
ミシンの寿命、ぐーっと伸びること請け合いです。

そうそう。
まちがっても「食用油」をミシンに差したりしないこと!
もうそれだけでミシンがパーになっちゃうこともあるんです。
「ほんとにそんなことが?」と思われるでしょうが、
年に数件、かならず持ち込まれるのですよ。
そういうミシン。