今日の修理:BERNINA artista 170 ほか



今日の修理は、肝属郡肝付町のお客さまのミシン。
BERNINA artista 170 です。

厚物を縫ったさいにイヤな音がしてミシンが止まり、
以降、きれいに縫えなくなってしまったと、
持ち込みしていただきました。

そういうとき「ミシンが壊れた!」と思ってしまいがちなんですが、
まずは、糸の通り道周辺をチェックしてみてください。




こんなふうに切れた糸がからまっていたり、




針板の下が、こんなふうになっているかも。

折れた針や残っていた糸とともに、
びしっと清掃することで、
またきちんと縫えるようになりましたよ。

ベルニナ。
Made in Switzerland の質実剛健なミシンです。

これからも長く使っていただけるよう、
しっかり整備させていただきました。




こちらのミシンも、肝属郡肝付町のお客さまのミシン。
brother の足踏みミシン(ポータブル改造済)です。

おなじく、
「厚物縫いで動かなくなってしまった」とのこと。

針がかすかに曲がっていました。
モーターベルトがゆるゆるになっていました。
抵抗がかかると、からまわりしちゃう感じです。
あちこち固着もはじまっていました。

でも、これもきっちり縫えるようになりました。
いい音で動きます。

お母さまから譲り受けた大切なミシン、とのこと。
ぴっかぴかに磨き上げておきましたよ!

     *     *     *

大隅ブラザー.com のほうに、こんな文章を書いてみました。



メーカーを問わず、大隅ブラザーはミシン修理をおこなっています。

ミシンは「機械」(Sewing Machine)。
自動車にたとえられるように定期的なメンテナンスが必要です。
そしてときには修理が必要なことも……。

メンテナンスも修理もしない(できない?)ミシン屋があります。
「売るだけは売るけど、あとは知らないよ」ってことらしい。
ちょっと無責任な感じがしますね。
もっとも、売るほうも買うほうも「アフターフォローは必要ない」と割り切っているのかもしれないけれど。

また「格安で修理します」とうたっていながら、これっぽっちも修理する気のないミシン屋もある。
修理できるのに「これは修理不可能ですね」と宣言したり、壊れてもいないところをわざとおかしくして「これはダメだ。新しいミシンに買いかえなきゃ」と高額なミシンを売りつける業者。
修理で呼んだだけなのにクレジット契約書をいきなり持ってきたり、格安のミシンを売りつけておいて納品のときに「ほんとはこのミシンじゃなきゃ縫えないよ」なんて、やっぱり高いミシンを押し売りする業者。
過去の話じゃないんです。

「ミシン屋さんって、もしかして、怖い?」
ひどい業者と出会ったためにそんなふうに感じている方、少なくないです、残念ながら。
ちゃんとしたミシン屋も、いっぱいあるんですけどね。

ミシン屋は「メンテナンスと修理が基本」だと、大隅ブラザーは考えています。

大隅ブラザーが日ごろどんなミシンを修理しているか知りたい方は、
大隅ブラザー 店長のウェブログをチェック!

修理依頼は電話(0994-43-9753)かメールで、どうぞ。