今日の修理:RICCAR Mighty MINE ほか



刺しゅうPRO:USB 3.0 でカードライターに書き込めない?
上記の記事、追記しました。

Windows XP + USB 3.0 という組み合わせが原因かもしれません。

いま USB 3.0 の載ったコンピュータを買うと、
Windows は 7(そしてそのうち 8 )がプリインストールされています。
なので、
上記の組み合わせで使われることはほとんどないかもしれません。

それでも仮想環境で使っている方ならば、
この組み合わせの可能性、ありますもんね。

当店では、さらに検証を続けていきます。

     *     *     *

今日の修理は、肝属郡肝付町のお客さまのミシン。
RICCAR Mighty MINE です。

「最近、自由な時間ができたので、
 しまい込んでおいたミシンを使ってみようか!」
と、物置から取り出してこられたミシンです。

ところが、
糸調子をはじめあちこち不具合があってどうにも縫えない。
というわけで修理を依頼していただきました。

下糸巻き機が動かなくなっていたので、これを調整。
モーターベルトがゆるゆるだったので、これを調整。
上下糸調子のバランスを、調整。

埃まみれでべたついていた外観をしっかり磨き上げて、
仕上げました。




こちらのミシンは、鹿屋市川西町のお客さまのミシン。
JANOME CADET です。
ちょっとカモノハシを連想させる外観です。

「布を送ってくれない。返し縫いもできない」
とのこと。

送り量のカムを確認。
糸調子機構にもおかしなところがあったので、調整。

液晶はまだしっかり表示されますね。
外観もきれいに磨いておきましたよ。




鹿屋市船間町のお客さまのミシンは、
JUKI HZL-501 です。

買ったばかりの新しいミシンなのですが、
「慣れない操作でムリをさせてしまい、
 調子をおかしくしてしまったみたい」とのこと。

せっかくの新品なのに〜。

でもこんなふうに、
買って間もないミシンが、
「縫えなくなった???」と修理扱いで持ち込まれること、
けっこうあるんです。

操作をきちんと教えてくれるミシン屋で買っていれば、
そういうことにはならなかったかも。
なんて事例も多く目にします。

買うなら一円でも安いところで。

その気持ちはとてもよくわかります(笑)。

でも、
「使いかたを教えてくれない」
「ちょっとしたメンテナンスや調整にも、
 出張料や修理代を請求される」
そういう店で買ってしまうと、
「かえって高くつく」ことも多いのです。

初心者やミシンの操作に慣れない人なら、なおさら。

ミシンの手入れ、
そして購入は、
よく車のそれにたとえられます。

買ってからも、
なんだかんだとそのお店とのつき合いは続くもの。

格安ミシンを前面に出して大々的に宣伝しておきながら、
いざ買いにいくと、
「いまどきこんな《おもちゃ》を使ってる人いないよ」
なんて高いミシンを買わせようとする。

ありますよね?

実際に「つき合うか」はともかく、
「このお店と長くつき合っていけそうか」
ぜひ、そういう視点でミシン屋を選んでみてください。

大隅ブラザーはそういう店でありたいと思います。

もちろん、まだまだ足りないところがいっぱいあります。
もっともっと、がんばりますよ!