刺しゅうPRO:フォトステッチのための色合わせ



最近、
「大隅ブラザーさん、新しい刺しゅう、作ってないの?」
と訊かれます。

そういえば、
ちかごろ、このウェブログで紹介してないね。

いえいえ、作ってはいるんですよ。
諸般の事情でまだ公開できないものもあるのです。

また、来年に向けてさらなるステップアップをはかりたいので、
時間を作って刺しゅうに関してあれこれ研究しているところ。

年明けからの大隅ブラザーにも乞うご期待!ですよ。

     *     *     *

お客さまに写真刺しゅうを楽しんでもらいたい。
仕事で活用してもらいたい。

そのためにはこちらがせっせと技術を磨いていく必要があります。
でないと、お客さまにその技術をお伝えできません。
「10」を知ってはじめて「1」をお教えすることができる。
そういうもんですからね。

また、
あちこちで「フォトステッチ講座」をおこなうようになって、
お教えした方の刺しゅうの腕がぐんぐん上がってきている。
生徒さんにすぐに追い抜かれちゃうようでは、
「せんせー」を名乗る資格がないですよね。
こちらも「必死で試行錯誤」です。

というわけで、
実際に刺しゅうするものではないのですが、
刺しゅうPRO NEXT での写真刺しゅう、
糸色合わせのテストをおこないましたので、その結果を。

サンプルに、
今年も大活躍だった若手女優 No.1、橋本愛さんの画像をお借りして。

今回は「色の調子」を見たいだけなので、
元画像はあれこれレタッチしていません。
だから、
たとえば「表情をきれいに出すこと」なんてのは、考慮せず。

チェックしたかったのは、
肌の濃淡、髪の質感。
マフラー、デニムの上着の質感がどこまで表現できているか。
そして、背景のピンぼけ具合の自然な再現、です。

左が、今年まで大隅ブラザーがおこなってきた刺しゅうの雰囲気。
右が、来年から取り組もうと思っている刺しゅうイメージ。
刺しゅうPRO NEXT のプレビュー画面なのですが、
ちがい、わかります?

右のプレビューのほうが「自然な立体感」が出てるように見えませんか。
来年の大隅ブラザーは、
この「さらなる自然な立体感」に挑戦していこうと思ってます。

さあ、うまくいくかな?