刺しゅうPRO:フォトステッチでライオン




今回の刺しゅうは、ライオンです。

サイズ:350mm×350mm
468,908針(10色)
ミシン:brother PR1000e
アプリ:Photoshop CS5、刺しゅう PRO(刺しゅうプロ)NEXT
制作:Akihito Kouno
写真:Grant Galbraith





前回のムンク「叫び」がカラフルな作品になったので、
今回は一転、セピアトーンに挑戦してみました。
上の画像をクリックして、
ぜひ大きく表示させてみてください。

百獣の王を刺しゅうするなら、
「視線を向けられただけで心臓が止まりそうになる」とか、
「いかにも禍々しい妖気で大地を支配してそうな」とか、
そういうものにしたいなと、つねづね。

動物園でごろりんと横たわって惰眠をむさぼっている、
「でっかい猫!」って雰囲気のライオンも、
かわいくって好きなんですけどね。

もしゃもしゃしたたてがみ。
フルカラーでも表現できるのでしょうが、
こうしてトーンを落としたほうが、
より「らしい」感じに仕上がるのではないでしょうか。

セピアやモノクロームの刺しゅうをお好きな方もいる。
大隅ブラザーも、そう。
写真刺しゅうを公開して、
「今回の刺しゅう、いいですね!」
寄せられる感想が増えるのは、こういうトーンの作品です。





作品の大きさの比較のために、
brother Innovis 5000 ローラ アシュレイ モデル
とならべて。

「もっと大きな刺しゅうは作らないのですか?」
と最近よく質問されるのですが、
brother PR1000e 純正のジャンボ枠というサイズの作りやすさと、
「真四角」というレイアウトのむずかしさに、
いま、おもしろさを感じているところなんです。

しばらくはこのサイズであれこれ遊んでみたい。

なんて、大きく宣言すると、
たいてい明日には気が変わっていたりするんですけれど。