仁義なき戦い



台風19号が近づいてきている鹿児島です。

先週やってきた18号も大きな勢力の台風でしたが、
上陸手前で進路が逸れ、
県内、心配していたほどの影響はありませんでした。

いま報じられている19号の予想進路はかなり危険なコース。
そのへん、ちょっと気になります。

折りしも運動会シーズン。
各地の「中止」のお知らせが耳に飛び込んできてますよ。

大隅ブラザーも、
今日から久留米で開催されている「九州アパレルマシンショー」、
遊びにいこうと予定していたのですが、
急遽、断念することに。
残念!

     *     *     *

昨日、
brother PR シリーズをお使いのお客さまに、
刺しゅうPRO 講習をおこなったのですが、そのときの質問。

こういう↑怖ーい感じの画像を、
ぱぱっと刺しゅうデータにするには、
フォトステッチの機能を使うといいですか?

ふむ。

刺しゅうPRO の「フォトステッチ」は、
文字どおり「写真」を刺しゅうするのに適したモードです。
グラデーションや色味の再現にはすぐれていますが、
たとえばエッジを効かせた直線の表現には向かない場合もある。

このくらいコントラストの強いイラスト調の画像なら、
「デザインセンター」で輪郭線データを作り、
面の縫い方法を指定、
(しかるのちに輪郭線データを削除)
という手順を取ったほうがラクに刺しゅうデータになります。

大隅ブラザーなら、そうするね。




このくらいの刺しゅうデータなら、30分でできちゃいます。

「彫りもの」を元絵のようにさらに精緻に表現したいなら、
輪郭線データを編集していく必要もあるでしょう。
そうしはじめると、もちろん時間はかかります。

そのさい、
複雑に絡み合ったポイントを、
ひとつひとつ編集していくわけですが、
修正したいところがあまりに多い場合、
最初からやりなおしになるけれど、
読み取り時の設定を変えて試してみるほうが早い場合も。

さらに戻って、
元データを画像編集ソフトで加工しなおしちゃう。
結果的にそのほうがスムーズに進むことも、また多い。

そのあたりの塩梅は、
「経験にもとづく直感」が頼りです。