博多の夜が



更けていく。

福岡県博多市でおこなわれた b'college という、
ブラザーミシン販売店を対象とした1泊2日のイベントに参加してきました。

初日におこなわれたメーカーさんによるプレゼンテーションは、
年明けに新発売されるミシンについて。

発売がもうすこし先(2月とか3月とか4月とか)であることと、
当店としては実機をしっかり試した上でレビューしたいと思うので、
詳細はまた後日、という感じですが、
たいへん意欲的なすてきなミシンに仕上がっているようです。
新製品。

ScanNCut の新しいオプション品もたいへん楽しい。
ミシン屋はおぼえなくてはならないことが増えてたいへんですけど(笑)、
お客さまサポートのためにも「日々是勉強」です。

     *     *     *

そうそう。
販売店向きに提供される予定とのことだった、
某「刺しゅう作品集」に関して、
大隅ブラザーとして意見を求められたので、
感じたことをまるっとそのままお伝えしたのですが、
結果、なかなか大きな話になってしまいました。
関係各所にたいへんな失礼とご迷惑をおかけしてるかも。
そうだとしたら、もうしわけない。

でもね。

「普通の方」の作品集なら当店も感嘆・賞讃できたと思います。
なんといっても、すばらしいことですもん。

なので、なんというか「信じられなかった」のですよ。
この刺しゅうを作られた方は、
こういうクオリティーで作品を作られてきたのではなかったはずなので。

「ダメ出し」ではないのです。
ただ、指摘できる言葉を持っているのは、
もしかしたら当店しかないのかもしれない。
「不遜」と受け取られるかもしれぬと逡巡しましたが、
大切なことなのでしっかりとお伝えしました。

当店は片田舎の小さなミシン専門店ですが、
刺しゅう作品の「メーカー」として注目してくれている方もいる。
ほかの方の作品について語る言葉は、
結局、みな、自身に返ってくる。

気迫を込めて作品を作っていかなければとも思いました。
あらためて。