眺めてふれるのが、いちばん



新千歳空港で手に入れたバッチ(ワッペン)。

目標にするも、よし。
手本にするも、よし。

刺しゅうを研究するときは、
実物をためつすがめつ眺めてふれるのがいちばんいいのです。

わざわざ買って集めなくてもいい。
自宅や仕事場にたいていなんらかの「刺しゅう」があるはず。
探して見つめてみましょう。

「こんなふうに糸を走らせているのか!」
あれこれ発見があるはずです。

そのうち、
「あれ、これ、ずいぶん質が低いなあ」とか、
「同じデザインなら私の方がきれいにできるかも」
そんなふうに感じてくることも。

洋裁をされる方が服を買うとき縫製具合をチェックするように、
ウィンドウショッピングしながらだって、
刺しゅうの勉強はできる。

刺しゅうソフトの勉強に疲れたときは、
思い切って街に出るのだ。