PR1000e を特殊糸用に調整しました



本日は、鹿児島県内のお客さまの工房に。
brother PR1000e の調整に伺いました。

「どうしてもこの糸で刺しゅうしたいのだけれど、
 この糸を使うとやたらと縫製不良が出る。
 この糸だけ、なんだけれども」

というご相談。
ふむふむ、なるほど。

確認してみると、
たしかにちょっと特殊な糸。
どんな糸かは企業秘密とのことでここに書くことはできませんが、
きれいなステッチにならないのも、まあ、納得の素材です。
上糸下糸の調子を少々調整するだけではむずかしい雰囲気。

というわけで、
針棒カバーを外してちょっと秘密の小細工を。

一般的なレーヨンやポリエステルの糸も併用したいとのことで、
9番と10番の針棒まわりだけ「特殊糸専用」に調整しました。

当店も使ったことのない糸への最適化だったので、
試し縫いのときはちょっとどきどき。
「そうそう、こんな感じでステッチしたかったのよ」
お客さまの OK が出てほっとしました。

お客さまのお問い合わせの声がたいへん深刻そうだったので、
「調整に半日くらいかかるかな」と覚悟していたのですが、
小一時間で終わって、これもラッキー。

普段から仕事で趣味で PR をあれこれいじっていてほんとによかった。
たいへん気分のいい出張となりました。





刺しゅうPRO 10 のプレビュー画面



ちなみに、
昨日 brother PR1000e の液晶画面でチェックした、
フォトステッチデータ。
刺しゅうPRO 10 のプレビュー画面だと、
こんな感じになってます。

刺しゅうPRO の画面が横倒しになっているのは、
原画を縦位置にしてステッチデータ化してるため。

刺しゅうミシンの液晶表示とは色味がずいぶんちがいますね。

実際に刺しゅうすると、
このプレビューと PR1000e の液晶画面を、
足して2で割った雰囲気になるんじゃないかと想像。

マッドマックス 怒りのデス・ロード。
アカデミー賞6部門受賞納得の、
砂漠化した荒野を染めていたあの色味を、
刺しゅうで表現できたらいいな。

このへん、
「液晶の品質がー」「キャリブレーションがー」と、
神経質になりすぎるとおもしろくないので、
経験的に OK/NO を判断すればいいのではないかというのが、
当店の考え。

想定を超えた美しい色味で表現できて感動!
そういうことだって多いのですから。
というか、
そういう意外性がなきゃ刺しゅうしてて楽しくないですよね。

画像を刺しゅうデータ化し終えた最終段階では、
「表現できたらいちばんうれしいもの」が、
しっかり縫製できそうかどうかチェックしましょう。

今回、大隅ブラザーが注視しているのは、
マックスの肩の上の「ゴムチューブの質感」です。
ここが「どう見てもゴム管」に表現できていれば、
あとはもうどうでもいい、くらいに思ってたりします。

解像度の差はあれど、
ここ、家庭用刺しゅうミシンのカラー液晶でも確認できます。
ミシン本体の表示で「ダメそうだな」と感じたら、
清く、データ作成に戻りましょう。

元の写真が良ければ、
そしてステッチサイズを大きく確保できれば、
フォトステッチデータ作成そのものはわりと苦労しなくてもいいのです。
ほんとだって(笑)。
それに比して、
ミシンのセッティングや刺しゅう仕材の選択など、
デジタルワークでない部分の重要性が増してくるのですが、
大隅ブラザー的には、
そこを工夫することにおもしろさを感じております。

いや、じつは、
6面組の大型フォトステッチを計画しておりまして、
その前に、
これまで以上にきれいに縫製するのに役立つんじゃないか、
というアイデアを今回もいくつか投入しています。
その実験に選んでみたのがトム・ハーディ演じるこのマックス。

というわけで、
いつも以上に、今回、どんな仕上がりになるか、
実際のところ大隅ブラザー自身にも見当がついておりません。

来週、ステッチを開始するのがたいへん楽しみです。




来週、時間を作ってステッチすべく



刺しゅうPRO 10 で、
フォトステッチデータだけは作りましたぞ。

本日は brother PR1000e にデータを送るところまで。

PR1000e の液晶で最終チェック。
これならたぶん OK でしょう。








アトリエリジッタさんの刺しゅうブローチが届いたよ!



繊細にして細緻、
たいへん質感の高い刺しゅうブローチ作品を発表されている、
話題のアトリエリジッタさんのねこブローチが、本日、届きましたよ!




ね、たいへん愛らしい。

写真でもじゅうぶん伝わると思いますが、
実物はこの100倍かわいい。

ピンブローチになっているので、
どんなものにも気楽に取り付けられるのがいいですね。

アトリエリジッタさんから当店へは、
3月31日に発送していただいたのですが、到着はなぜか4月6日。
アトリエリジッタさんと、
「郵便事故なのかなあ?」と心配したのですが、
この季節ですもん、
ねこブローチたちも、道々、お花見してたんだと思うな、きっと。




JANOME Digitizer MBX と JANOME SECIO によって縫い上げられる、
あらゆるステッチ、すべてが有機的に走っているのがわかります。
糸が、ただ面を縫い埋めるための仕材で終わっていない。
一本一本に存在感と意味がある。
美しい短編小説を大隅ブラザーは連想しましたよ。
こういうのマネしようったって、そう簡単にはいかない。

刺しゅうミシンを使われている当店のお客さまには、
こういう質の高い刺しゅう作品に触れてほしいな。
学び研究するもよし。
見て、触れているだけでもたいへん刺激を受けるブローチです。

現在開催されている東急ハンズ池袋店1F「ねこ路地 IKEBUKURO 2016」にも、
アトリエリジッタさんのねこブローチが出品されているとのこと。
3月31日(木)~ 4月22日(金)

ねこ好きの方もミシン刺しゅうの可能性を探っている方も、
お近くの方は(もちろん、遠くの方も)ぜひ!



アトリエリジッタ rijitta
http://rijitta.com


アトリエリジッタさんの作品一覧 | ハンドメイド、手作り作品の通販 minne(ミンネ)
https://minne.com/riiarijitta









刺しゅうカード「カーズ」「おしゃれキャット」販売終了です




先日の「SHINKANSEN」に続き、
刺しゅうカード、販売終了の知らせが続きます。

brother の刺しゅうカード 2 種類。
「カーズ」と「おしゃれキャット」がメーカー在庫限りで販売終了になるようです。

購入されるのならいまのうち。
お早めに、どうぞ!




今日の修理:SINGER model 1870



今日の修理は鹿児島県志布志市の中学校のミシン。
SINGER model 1870 です。

下糸巻き機構、糸案内がごっそりなくなっていたり、
内釜&すべり板も破損している上に、
固着もなかなかひどかったので、
すこーしお時間いただきましたが、
しっかり縫えるようになりました。

そうそう。
ボビンですがいろんなタイプを使っている形跡はあれど、
純正品、ひとつもなかったですぞ。

シンガーの家庭用ミシンには、
「brother 等で使われているものと同等の 11.5mm」のボビンと、
「モナミタイプ」のボビンを使う2種類があるのです。

11.5mm ボビンをモナミタイプのミシンに入れて、
強引に使っているものが修理で持ち込まれる、なんてことも多い。
糸調子が狂ったり糸絡まりの原因となりますので、
ミシンにあった純正のボビンの使用をおすすめいたします。

自分のミシン、どのタイプのボビンを使うんだったっけ。

わからない場合は、
まずお使いのミシンの機種名を確認してから、
メーカーのサポートセンターかお近くのミシン専門店に訊ねましょう。
機種に合ったボビン、教えてもらえますよ。




今日の修理:JANOME 580 ほか



今日の修理は鹿児島県鹿屋市の高校のミシン。

JANOME 580 を 6 台。
JANOME FAVEURS 4100 を 4 台。

明日は始業式、明後日は入学式。
慌ただしい時期なので頃合いをみて配達しようと思います。




福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール でも



brother の刺しゅう専用機 PR が大活躍していましたよ。

購入したタオルやハンカチなどに、
名前を入れるサービスを行っているのですね。

縫製時間と作業効率を考えて、
刺しゅう枠や置き縫いのシートに工夫が。
ふむふむ、なるほど。

使われている糸はオゼキ ウルトラポスでした。




4月3日(日)・4日(月)はお休みです!



南国鹿児島ではありますが、桜、じつはまだちらほら。
明日、明後日あたりに満開となるのではないでしょうか。

で、その明日4月3日(日)と4日(月)の二日間。
福岡出張のため大隅ブラザー通常営業はお休みとなります。

サポート業務はおこないますが、
電話だと対応できないこともあると思います。
メールもしくはチャットワークでご連絡いただくほうが確実ですよ。
よろしくお願いいたします。




ネームPRO:刺しゅうデータ管理がラクなのです



名入れ刺しゅうに特化した刺しゅうソフト「brother ネームPRO」。
お客さまの会社名で書体見本(サンプラー)を作りました。

残ったフェルトに、当店名をついでに。

新年度がはじまって、
学校の制服やユニフォーム。
いま刺しゅう専門店さんはたいへんいそがしい時期。

ネーム刺しゅうも「刺しゅうPRO で乗り切っている!」という方がおられますが、
刺しゅうPRO で名入れ作業を行うということは、
人数分の刺しゅうデータを作成するということでもある。

十数人なら対応できるでしょうが、
それ以上になってくると刺しゅうデータの管理がたいへんです。

ネームPRO なら、
エクセルのような表計算ソフト風のセルに名前をまとめて入力しておけば、
刺しゅうデータはたったひとつですんでしまう。
何十人いても何百人いても。

多彩なフォントが使えることに目が行きがちですが、
刺しゅうデータ管理の簡便さが専用ソフトの最大の強み。

名入れ業務の内製化にぜひ使っていただきたいソフトです。